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JN「僕は社長だから社員のボーナス、減らせるんだよね・・・」
『オッパァ〜!』
こういうの、職権乱用って言うんだよね。
JK「ヌナ、諦めが早いですね。一瞬じゃないですか。
そんな、社長に向かってオッパだなんて・・・」
JN「あ、もうすぐボーナスだったね・・・。ジョングクくんのボーナス、減っていたらごめんね。」
JK「ヒョン!!!」
私とジョングクにオッパ、ヒョンと呼ばれ、満足そうに笑い、再びビールをチビチビと飲む。
この人、多分、中身は子どもなんじゃないだろうか。
昼間、私に付き合わない?なんて言った人とは思えない。
いや、言われたんだけど!!
でも、人をもてあそぶような人には見えないんだけどなぁ。
あの言葉はどんなつもりで言ったのかな?
・・・あ。買い物とかご飯とかに付き合ってくれない?って意味だったのか!!
それなら納得がいく。
たまたま廊下で会った私に頼みたいくらい、急な用事だったのだろう!!
・・・いやいやいや。でもそのあと、まだチャンスがうんぬんかんぬんと話したわ。
JN「Aさん、今何を考えてる?」
黙って考え込んでいた私に、社長・・・いや、ジニオッパが笑みを浮かべながら問いかける。
『え、いや・・・何も・・・。』
JN「いや、違うでしょ?何考えてた?」
先ほどまでの少年のようなオッパでは無い。
彼は大人な顔してそう聞くのだ。
だから、無駄に心臓がうるさくなる。
オッパの瞳は熱を持っているようにも思う。
ダメだ、飲み込まれてしまう。
私は助けを求めようとジョングクを見れば、ユンギオッパとヤンコチについて熱く語っている。
おーい、ジョングクゥ〜!!
JN「ふふ・・・Aさんって、何考えてるかすぐに分かるよね。」
『そうですか・・・?』
JN「だって、今はジョングクくんに助けを求めてるでしょ?」
『・・・いや、・・・そんなことは・・・』
JN「ほら、図星。」
『・・・でも、ジニオッパは何考えてるか全く分からないです。』
酔った勢いなんて、恐ろしいものだと思う。
自分の社長に対して何てことを言っているんだ、私は。
でも、酔っているということで、少しの無礼は許してもらおう。
JN「僕ほど、分かりやすい人間はいないと思うんだけど。」
『どこがです?』
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jiminluv - ちなみに申し上げますとジミナ様はお酒にお強い方です...。お話、面白いですね。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 7465c06286 (このIDを非表示/違反報告)
JIN LOVE - ジン君サイコー!これからも更新がんばってください! (2019年12月28日 21時) (レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
まい - ジンぺんなので最高です!大人なジナたまらない!社会人なので会社という設定がやばい!最後まで楽しみにしてます(^^) (2019年12月11日 10時) (レス) id: 693c0f6f88 (このIDを非表示/違反報告)
Km - 1話目読んで感じました。私この作品好きです!笑 これから読ませていただきます! (2019年12月6日 23時) (レス) id: 617d4e2c73 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございました。早急に直しました。 (2019年12月3日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年11月24日 22時