48. ページ48
JN「おかえり、A!!」
『わぁー、しゃちょうー、わざわざ車庫までお迎えありがとうございますー。』
わざとらしく棒読みで言ってやっても、気にせず満面の笑みを浮かべるオッパは凄い。
車の運転席から降りたジョングクも、若干引いた表情をしている。
JN「ジョングク、どうだった?」
JK「仰せの通り。守りきりましたよ。」
いつの間にか、ジョングク、ジミンと呼ぶほど私の仲間と仲良くなったオッパ。
そのことが少しだけ嬉しく思うようになってきたのだから、いよいよ私までおかしくなってきたのかもしれない。
・・・ん?私まで?
JK「テヒョンさんは、危ない人ではなかったですよ。
安心してください。
あれは、ただの女好きです。」
JN「それのどこに安心できる要素があるんだ。」
JK「だって、ヌナがその、ただの女好きの言う女カテゴリーに入るわけないでしょ。」
『おい、喧嘩売ってるのか?』
JN「なるほど、それもそうか。」
『いや、何、オッパも納得しているんですか。
そりゃあ、私は可愛くもない色気もない女かぶれですよ。』
JK「そこまで言ってないじゃないですか。
そんなに自分のことを蔑んではダメですよ。」
『あなたたちが言ったんでしょう?』
JN「僕は、Aのことを誰よりも可愛いと思うし、色気・・・というか、いろいろ我慢してる部分たくさんあるし、ちゃんと女の子だと思っているよ?」
いやいやいや、何言い出してるんだ、この人。
そんな甘い言葉を言ってもらいたいわけでもないし、いろいろ我慢してる部分って何!?
JN「Aの素直じゃない部分、僕は大好きだよ?
素直じゃない部分も、可愛いと思うし、愛おしいと思うんだ。」
JK「俺も、ヌナの素直じゃないとこ、嫌いじゃないですよ。」
『ねぇ、何これ。二人して何言ってるの。』
熱くなった顔を両手で隠す。
素直じゃない・・・確かに、私は素直じゃない。
むしろ、あまのじゃくに近いかもしれない。
そんな私を受け止めてくれるのは、この人たちとジミンだけかもしれない。
ちょっと、ほんのちょっと嬉しくて、でも恥ずかしくて顔が熱い。
JN「あ。ジョングク、早く編集部に帰りなよ。」
JK「その独占欲どうにかならないんですか。
ヌナの真っ赤で可愛い顔、ヒョンだけのものじゃないですよ。」
3083人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
jiminluv - ちなみに申し上げますとジミナ様はお酒にお強い方です...。お話、面白いですね。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 7465c06286 (このIDを非表示/違反報告)
JIN LOVE - ジン君サイコー!これからも更新がんばってください! (2019年12月28日 21時) (レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
まい - ジンぺんなので最高です!大人なジナたまらない!社会人なので会社という設定がやばい!最後まで楽しみにしてます(^^) (2019年12月11日 10時) (レス) id: 693c0f6f88 (このIDを非表示/違反報告)
Km - 1話目読んで感じました。私この作品好きです!笑 これから読ませていただきます! (2019年12月6日 23時) (レス) id: 617d4e2c73 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございました。早急に直しました。 (2019年12月3日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まゆう | 作成日時:2019年11月24日 22時