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テヒョンさんはふっと笑い、私の手を離した。
TH「面白くないの。さすが、社長に気に入られるだけはあるね。」
テヒョンさんは前髪をかきあげながら、笑った。
確かに、この人は色気が凄い。
モテるのも分かる。
『ん・・・?ちょっと待ってください。
なんで、社長がそこに出てくるのですか?』
TH「この前・・・初めて会った時に、Aちゃんと話していると、男の人が来て。
怖い顔で俺を睨んでいるから、ちょっとだけ、挑発しちゃったんだよね。
こうやって。」
テヒョンさんは、私の手を握る。
JK「何、どさくさに紛れて、ヌナの手を握ってるんですか。」
ジョングクがすかさず手を払いのける。
TH「その男の人は帰って行ったんだけど・・・どこかで見たことあるなぁと思って、キム社のことをネットで調べたらすぐに出てきたよ。
ハンサム社長の写真がね。
俺、いらないことしちゃったな。
挑発なんてしちゃったから、こんな鬱陶しい護衛をつけられちゃったんだろうな。」
テヒョンさん、ジニオッパが来たことに気づいていたんだ。
TH「心配しないで。俺、Aちゃんに手は出さないよ。
そんなことした日には、ジミンに怒られちゃう。
この前だって。
あの後、2人で話そうって呼び出されて、すっごい釘を刺されたからね?
“僕の大切な同期に手を出したら絶対に許さないからね”って。」
ジミン・・・なんて良い奴なんだ。
そんなに私のことを心配してくれているなんて!!
TH「だから、心配しないで?
あ、でも、俺がAちゃんやジョングクくんと友達になりたいって言ったのは本当のこと。
ジミンの奴、凄い嬉しそうにいつも話すんだ。
大切な仲間がいて、その人達と一緒にいるのが凄い楽しいんだって。」
テヒョンさんは自分のことのように嬉しそうに話す。
ジミンのことが余程大切なのだろう。
『テヒョンさんは、良い人です。』
TH「え?」
『あんな素敵な物語を描けるんです。悪い人なはずがないです。
まぁ、多少女好きかもしれませんが?』
そう言えば、テヒョンさんはひひっと、人懐っこい笑顔を浮かべる。
『私も、テヒョンさんと仲良くなりたいです。
今度、ジミンも一緒に、3人でご飯でも食べましょう。』
JK「ちょっと、なんでサラッと俺を除け者にしてるんですか。」
『え?さっき、テヒョンさんに喧嘩をふっかけてなかった?』
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jiminluv - ちなみに申し上げますとジミナ様はお酒にお強い方です...。お話、面白いですね。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 7465c06286 (このIDを非表示/違反報告)
JIN LOVE - ジン君サイコー!これからも更新がんばってください! (2019年12月28日 21時) (レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
まい - ジンぺんなので最高です!大人なジナたまらない!社会人なので会社という設定がやばい!最後まで楽しみにしてます(^^) (2019年12月11日 10時) (レス) id: 693c0f6f88 (このIDを非表示/違反報告)
Km - 1話目読んで感じました。私この作品好きです!笑 これから読ませていただきます! (2019年12月6日 23時) (レス) id: 617d4e2c73 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございました。早急に直しました。 (2019年12月3日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年11月24日 22時