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39. ページ39

JN「分かってるよ。Aは絵本が大好きで、この仕事を選んだもんね。」



優しい表情に戻るオッパ。



確かにそうなんだけど・・・私はこの話をオッパにしていない。


なんで知ってるの?


私が不思議そうに思っていると、そんな私を見たオッパは笑う。




JN「ははっ、なんで知ってるの?って顔してるね。

君が就職の面接に来た時。
あの時は次期社長になることは決まっていたけど、まだ先代の社長・・・つまり、僕の父は元気でね。
僕はたまたまこの会社に用事があって来ていて、成り行きで君の面接を見ることになったんだ。」





あれ・・・?



あの時、ジニオッパいたかな?


こんな顔が整ってキャラの濃い人がいれば、覚えてるはずだと思うんだけど。





JN「Aは、面接で凄い緊張してて。
だから、僕のことも一切見ようとしなかったんだ。」
 
 


確かに、私はあの時、凄い緊張していた。


緊張しすぎて、どうやってこの会社まで来たかも覚えていないし、何時間もかけて考えた面接用対策の言葉だって全部忘れるくらいに。


それでも、受かりたいという一心だった。


無我夢中で喋った気がする。


内定が決まった時には泣いて喜んだなぁ。





JN「あの時、僕は君に救われたんだよ。」


『救った・・・?私、人助けをした記憶ないんですけど。』


JN「ふっ・・・命を救われたというよりは、心かな?

僕はね、ここの社長になる前はあるレストランで料理人をしていたんだ。
その仕事が大好きで・・・料理人になることは夢だったから。辞めたくはなかった。
でも、僕がここを継ぐのは小さい頃言われていたし、それを了承して調理の学校に行かせてもらった。
あの日、僕は夢を諦められず、父に話をしに来ていたんだ。」


オッパは懐かしそうに笑いながら話す。


JN「そしたら、父がとりあえず、面接に立ち会ってみないかって。
それで、急遽その日行われていた新入社員の面接を見ることになったんだ。

みんな、家で考えてきたような、定型文のような言葉を並べて・・・正直つまらなかったし、この仕事に魅力も感じなかった。
それで、退屈になってコーヒーを飲みに退出したんだ。」
 
 
 

40.【JN】→←38.



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作品ジャンル:タレント
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jiminluv - ちなみに申し上げますとジミナ様はお酒にお強い方です...。お話、面白いですね。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 7465c06286 (このIDを非表示/違反報告)
JIN LOVE - ジン君サイコー!これからも更新がんばってください! (2019年12月28日 21時) (レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
まい - ジンぺんなので最高です!大人なジナたまらない!社会人なので会社という設定がやばい!最後まで楽しみにしてます(^^) (2019年12月11日 10時) (レス) id: 693c0f6f88 (このIDを非表示/違反報告)
Km - 1話目読んで感じました。私この作品好きです!笑 これから読ませていただきます! (2019年12月6日 23時) (レス) id: 617d4e2c73 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございました。早急に直しました。 (2019年12月3日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2019年11月24日 22時

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