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JK「ヌナ!!昼休憩になりました!!早くヒョンの所へ行きましょう。」
『いってらっしゃい。』
私はデスクに項垂れたままジョングクとジミンに手を振る。
JM「え、今日行かないの?」
『オッパに合わせる顔がございません。
それに、胃がまだ気持ち悪いし。』
昼ごはんを食べれる気分じゃない。
JK「ヌナ、何度も言いますけど。
ヒョンはそんなことでヌナを嫌いにならないし、むしろ顔を合わせるべきでは?
ヒョン、待ってると思いますよ。」
『いや・・・今日はやめておくよ。』
それに、オッパに会うと、自分が自分でなくなる気がして怖い。
この感情が何なのか知るのも怖い。
私は、もう、傷つきたくない。
恋なんてしない。絶対に。
JK「・・・はぁ。じゃあ、ヒョンを待たせてもあれなんで、行ってきますね。
ヌナが来ないと知った時の落胆するジニヒョンを見るこっちの身にもなってくださいね。」
JM「A、良くなったら途中からでもおいでね。」
ジョングクとジミンがいなくなり、私はとりあえず水を飲む。
二日酔いとまではいかないけれど、少し痛い頭と少しの気持ち悪さ。
もう、お酒を飲むのはやめよう。
「あの・・・」
昼休みということで私以外誰もいない編集部に低い声が響く。
来客かな。
『はい・・・』
編集部の入り口の方に行くと、長い前髪が少し目にかかり、そのサラサラな前髪の隙間から見える切れ長で熱のこもった瞳が私を真っすぐ捉える。
こんな美しい顔の人が、ここに何の用だろう。
おしゃれな雑誌の編集部と間違えているのかな?
『えっと・・・どのようなご用件でしょうか。』
「・・・僕、キム・テヒョンと言います。
絵本の作家してます。」
キム・テヒョン・・・・・・あ。
『新人作家の方ですよねっ!?私、担当をさせて頂きます、チョン・Aです。』
そういえば、新人作家の担当をすることになって、その初めての打ち合わせが今日あるんだっけ。
でも、打ち合わせは14時からだったはず・・・。
今は休憩時間が始まったばかりの12時すぎ。
TH「・・・ごめんなさい。僕、間違えましたよね、時間。」
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jiminluv - ちなみに申し上げますとジミナ様はお酒にお強い方です...。お話、面白いですね。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 7465c06286 (このIDを非表示/違反報告)
JIN LOVE - ジン君サイコー!これからも更新がんばってください! (2019年12月28日 21時) (レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
まい - ジンぺんなので最高です!大人なジナたまらない!社会人なので会社という設定がやばい!最後まで楽しみにしてます(^^) (2019年12月11日 10時) (レス) id: 693c0f6f88 (このIDを非表示/違反報告)
Km - 1話目読んで感じました。私この作品好きです!笑 これから読ませていただきます! (2019年12月6日 23時) (レス) id: 617d4e2c73 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございました。早急に直しました。 (2019年12月3日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年11月24日 22時