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JK「ヌナ、考え事するのは良いですけど、手を動かすフリだけでもしてないと。
ほら、見られてます。
鬼に見られてます。」
ジョングクに言われて窓際の陽当たりの良いデスクを見れば、そこに座りこちらを睨む鬼・・・ではなく、上司の姿。
ヤー、そんな見ないでください。
穴があいちゃいます。
私は慌てて目の前のパソコンを操作する。
すると、メールが届いていることに気づく。
誰からだろう。
マウスを動かしてメールを開けば・・・
『はっ!?』
JM「え、なにっ!?どうしたのっ!?」
つい、大きな声が出てしまって、編集部全員の視線を浴びる。
『あ、ごめんなさい、なんでもないです・・・』
私はペコペコと頭を下げ、もう一度、パソコンを見る。
“今日、ディナーでもどう? ”
先程脳内で褒めたキム社長は、どうやら会社のメールにプライベートを思いっきり持ち込むらしい。
これ、メール削除してもバレないかな?
JK「え、それ、誰からです?」
私の画面を覗き込んできたジョングクが、若干引いた顔をしている。
その顔、やめなさい。あなたの勤める会社の社長からです。
JM「Aとでも、ディナー行きたい人いるんだね。」
おい、天使よ。それ、どういう意味。
『あ、いや・・・これは・・・。』
JM「ええっ!?これ、社長からじゃん!!」
小さい声でそう言うジミン。
差出人のところに、思いっきりキム・ソクジンって表示されている。
社内メールだから、丁寧に表示されるわけだ。
JK「ヌナ、社長に言い寄られてるんですか!?
よし、ヌナにゴマすっておこう。」
『いや、違うから。
そして、私にゴマをすったところで何も無いから!』
JK「それにしても、誘い文句が古いですね。
なんか、この人本当に20代ですか。」
『ジョングク、あんた、自分の社長によくそんなこと言えるね。』
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jiminluv - ちなみに申し上げますとジミナ様はお酒にお強い方です...。お話、面白いですね。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 7465c06286 (このIDを非表示/違反報告)
JIN LOVE - ジン君サイコー!これからも更新がんばってください! (2019年12月28日 21時) (レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
まい - ジンぺんなので最高です!大人なジナたまらない!社会人なので会社という設定がやばい!最後まで楽しみにしてます(^^) (2019年12月11日 10時) (レス) id: 693c0f6f88 (このIDを非表示/違反報告)
Km - 1話目読んで感じました。私この作品好きです!笑 これから読ませていただきます! (2019年12月6日 23時) (レス) id: 617d4e2c73 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございました。早急に直しました。 (2019年12月3日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年11月24日 22時