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JN「お互いのこと、知らない?そんなの、これから知っていけば良いんだ。
僕に似合った女性?何それ。そんなの考えたことないし、どうやって決めるの?
Aさんにアプローチする時間が無駄?
僕は例え想いが通じ合わなかったとしても、Aさんと一緒にいる時間、Aさんのことを考える時間は僕にとって有意義な時間だ。
好きでも無い他の女性と話したり食事をしたりするよりね。」
オッパはだいぶ怒っているらしい。
静かに、でもいつもより低い口調で話している。
JN「それに、僕が君が良いと言ってる。
君が自分のことを、そう蔑む方が僕にとって失礼じゃない?
僕はAさんが良い。Aさんが好き。」
真っすぐすぎるその想いが私の心の奥まで突き刺さる。
オッパが嘘や冗談を言っているなんてもう、思わない。
けれど、だからこそ・・・オッパが真剣で真っすぐな想いだからこそ、私の心は痛む。
だって、私はこの人の想いに応える予定はないからだ。
オッパが嫌いなわけでも、嫌なわけでもない。
それが例え、他の人だって一緒。
私はもう、恋なんてしない。
JN「・・・Aさんが僕のことを好きでないのは分かってる。
今は、それで良い。
けど、僕は君を諦める予定はないよ。
僕は君に、僕という人間を知って欲しい。
これから、長い時間かけて、僕がどれだけ君を好きでいるかを思い知って欲しい。」
『・・・私はオッパのこと、好きにならないですよ?』
JN「それは、分からないでしょ。」
『いや、分かります・・・私は誰とも付き合う気はありません。』
JN「今はね。その気持ちも変えてみせるよ。
最後には僕の愛に溺れてしまえばいい。」
ジニオッパの顔が近づいて来たので、反射的に目を閉じた。
すると、頬に柔らかい感触を感じる。
驚いて目を開けば、ジニオッパの満足そうな顔。
JN「今は、これだけね。」
我慢するって言ったくせに。
コンコンとノックされる音がすぐ背中で聞こえる。
NM「ヒョン、迎えが来ました。」
JN「分かった。」
ジニオッパは扉を押さえていた手を退け、扉を開く。
NM「Aさん、顔真っ赤ですよ?」
心配そうに私の顔を見ているナムジュンさんと、その後ろには気だるそうな表情で立っているジョングクと、若干緊張しているようなジミンが立っている。
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jiminluv - ちなみに申し上げますとジミナ様はお酒にお強い方です...。お話、面白いですね。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 7465c06286 (このIDを非表示/違反報告)
JIN LOVE - ジン君サイコー!これからも更新がんばってください! (2019年12月28日 21時) (レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
まい - ジンぺんなので最高です!大人なジナたまらない!社会人なので会社という設定がやばい!最後まで楽しみにしてます(^^) (2019年12月11日 10時) (レス) id: 693c0f6f88 (このIDを非表示/違反報告)
Km - 1話目読んで感じました。私この作品好きです!笑 これから読ませていただきます! (2019年12月6日 23時) (レス) id: 617d4e2c73 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございました。早急に直しました。 (2019年12月3日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年11月24日 22時