検索窓
今日:31 hit、昨日:123 hit、合計:1,346,343 hit

13. ページ13

JK「おはようございます。」



朝から昨夜の自分の失態を大反省しながら歩いていると、後ろから軽く背中を叩かれる。


朝が苦手で、眠そうに欠伸をしているジョングク。


『おはよう。』


JK「ん〜・・・なんでそんなに気分が落ちているんです?女の子の日ですか?」


『デリカシーのないことを真顔で聞いてこないでよ。
違うよ。昨日、酔っていたとはいえ、社長に対して失礼な態度をとってしまったなぁと思って。』


JK「そうですか?考えすぎですよ。
それに、俺が思うに、多分あのヒョンは、ヌナが何をしても許してくれると思いますよ。」




ジョングクは顔半分をマフラーに隠しながらモゴモゴ喋っている。


季節は冬。寒さで涙が滲んでくる。



『そんなことはないよ。今日呼び出されて怒られたらどうしよう。
ジョングク、ついて来てね。』


JK「嫌ですよ。あ、噂をすれば・・・」




ジョングクと会社の前まで歩いて来ると、会社の前で社長・・・ではなく、ジニオッパが立っている。


そのかっこいい佇まいに、通行人Aも通行人Bも思わず2度見・・・いや、8度見くらいしている。


それほどまでに、このオッパは容姿が整っているのだ。


そんな引く手数多であろうオッパが、私なんかを選ぶわけがない、


しかも、そんなに面識もないし。


ますますありえない話となってきた。


ジニオッパを眺めていると、ジニオッパがこちらを見た。


あ、目が合った。


あ、嬉しそうに手を振っている。





『あれって・・・私たちに手を振っているのかな?』


JK「私たちっていうより、ヌナにだと思いますよ。」


私はとりあえず、ペコリと頭を下げる。



JN「Aさん、ジョングクくん、おはよう!」


『社長、おはようございます。』


JN「オッパが良いって言ったよね?」


『ここは会社です。さすがに仕事中にオッパなんて呼べませんよ。』


かなり常識的なことを言っていると思うが、このオッパは納得がいかないらしい。


JN「じゃあ、二人きりの時は、オッパって呼んでくれる?」


『はい。二人きりの場面があれば・・・ですけど。』


二人きりになることなんて絶対ないだろう。


それなのに、オッパはそんなことで嬉しそうに笑うんだ。




調子が狂ってしまう。





JK「あの、俺寒いんで、先に行ってますね。」



ジョングクは頭を下げて私を置いて行こうとするので、慌てて腕を掴む。

14.→←12.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (663 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3083人がお気に入り
設定タグ:ジン , ソクジン , BTS   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

jiminluv - ちなみに申し上げますとジミナ様はお酒にお強い方です...。お話、面白いですね。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 7465c06286 (このIDを非表示/違反報告)
JIN LOVE - ジン君サイコー!これからも更新がんばってください! (2019年12月28日 21時) (レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
まい - ジンぺんなので最高です!大人なジナたまらない!社会人なので会社という設定がやばい!最後まで楽しみにしてます(^^) (2019年12月11日 10時) (レス) id: 693c0f6f88 (このIDを非表示/違反報告)
Km - 1話目読んで感じました。私この作品好きです!笑 これから読ませていただきます! (2019年12月6日 23時) (レス) id: 617d4e2c73 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございました。早急に直しました。 (2019年12月3日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まゆう | 作成日時:2019年11月24日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。