２４話 ページ29
「一期一振さんはとてもすごい刀なんだね。」
「はい！一兄は僕達兄弟の１番上の兄なんです！とても格好良くて、強くて、頼りになるんです！！………でも僕は……」
先程まで嬉しそうに話していた五虎退が、フッと下を向いた
「？……どうしたの五虎退くん？」
「………僕、一兄に酷いことをしたんです…。一兄のことをみて怯えてしまったんです……。」
「！……。それは…、前の審神者のせい……？」
「……はい。……僕は前の主様によく暴力を振るわれていました。一兄はいつも、そんな暴力から僕を守ってくれました。それなのに、僕は、、前の主様と、重ねて、、一兄のことを、怖がって、、しまったんです、、、。」
五虎退くんは泣きながら、自身の辛い過去の記憶を話してくれた
「……五虎退くんは、どうしたい？」
僕は問うた
僕には兄弟なんていなかったし、正直家族のこともよくわからない…だからアドバイスとか、気の利いた言葉をかけることもできない
だからこそ、五虎退くん自身がどう思っていて、何をしたいのかを聞きたかった
「…僕は……、一兄に、謝りたいです…。ちゃんと謝って、一兄に大好きってことを伝えたいです…！」
「…そっか、ちゃんと伝えられるといいね…。」
「…はい！」
僕は五虎退くんの想いが一期一振さんに伝わるように、応援したい
まだ少し涙を浮かべている五虎退くんの頭を撫でようと障子の隙間から外に手を伸ばした…
すると、五虎退くんの「わっ！」と驚く声と同時に短髪で黒髪の五虎退くんと似たような服を着た子が五虎退くんを後ろに引っ張った
僕はそれに呆気にとられている間もなく、外に伸ばした手を引かれ、障子の外へと倒れ込んでしまった
「うぁっ！」
勢いよく倒れ込んだので、肘や顔を少し擦りむいてしまった…
僕は倒れ込んだ状態で見上げると…
そこには、先程の五虎退くんを引っ張った子とは少し違う服を着た黒髪ショートボブの男の子が、僕に刀を向けていた…
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動物になりたい(プロフ) - ありがとうございます！m(_ _)m (10月22日 10時) (
レス) id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 頑張ってください！応援してます！ (10月22日 9時) (レス) @page24 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
動物になりたい(プロフ) - 更新が遅くて申し訳ないです！これからも引き続き頑張って書きます！コメントありがとうございます！！書く励みにします！！ (10月22日 9時) (レス) @page23 id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
鳥月風花(プロフ) - この作品大好きです！応援してます！.。o○ (2020年3月27日 8時) (レス) id: 29ed657b53 (このIDを非表示/違反報告)
真鈴(プロフ) - 初めまして！このストーリーを読ませてもらっています！次の更新待っています！頑張ってください、応援してます！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: 9f5e33e110 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：動物になりたい | 作成日時：2020年3月20日 2時
