１６話だよ ページ18
「どうだった？」
「気づかれずに置けたよ。」
「そうか…。まさか新しく就任した審神者があのように幼いとはな…」
「…いつか、話せるといいね。」
「あぁ」
ひそかに話す二振りは一体…
_____ _____ _____ _____ _____ _____ _____
刀剣男士と初めて接触した日から数日が経った
「主や」
「…………」
三日月さんが話かけてきた。
いつも僕に驚きを届けようとする鶴丸さんは今日は出陣でいないようだ
五虎退くんもいつも一期一振さんが出陣してる時に来てくれるから今日は非番で来れないのだろう
いつも驚きを求める鶴丸さんと違って、三日月さんはいつもこんのすけがいないときに来るので、僕では追い返せない
「主や、"また"贈り物があるぞ。」
僕は少しだけ障子を開けた
結界は障子の外に張られているので、入られることはない。
障子を開けた先には、三日月さんがすぐそこにいた。
その手には柿と花を持っている…
またか……
ある日以来何故か柿と花が部屋の前に置かれるようになった
しかも、いつの間に置かれたのかも分からない
大抵はあの日接触した3人だと誰もが思うだろう
だがよく考えて見れば
三日月さんは、僕を部屋から出して捕まえようとするから、わざわざ置いていったりしない。
鶴丸さんは、いつも驚きを僕に届けようとするから違う。
五虎退くんは置いていくにしても、一声かけてくれる。
だからこの3人じゃないことはわかる
きっかけはあの日からだった……
_____ _____ _____ _____ _____ _____ _____
その日、こんのすけは政府に行っており、僕は本丸とは反対にある丸窓を開けて風通しをよくしていた。
ばさっ！
いきなり強い風が吹き、机の上に置いていた書類が2枚ほど外に飛ばされてしまった
探しに行って他の刀剣男士に見つかっては危ないので、諦めてこんのすけの帰りを待つことにした
しばらくすると、ぎしりと本丸側の方の廊下から音が聞こえて、慌てて丸窓を閉めた
僕はしばらく息を潜めるようにして、廊下の方に意識を向けてみて、誰もいなさそうだった
僕は少しだけ障子を開けて覗いてみた
そしたら、先程飛ばされてしまった書類と重石代わりに柿が置かれていた
ゆっくり障子を開けて周りを警戒しながら慎重に外を窺うが、誰もいないようだ
書類は引き抜いたが、柿は少し考える
毒とか仕込まれてないよね？大丈夫かな……
どうしたものかと考えて、柿ももらうことにした
こんのすけに聞いて調べたところ、特に何も仕込まれていなかったので、安心したと同時に嬉しく思った
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動物になりたい(プロフ) - ありがとうございます！m(_ _)m (10月22日 10時) (
レス) id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 頑張ってください！応援してます！ (10月22日 9時) (レス) @page24 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
動物になりたい(プロフ) - 更新が遅くて申し訳ないです！これからも引き続き頑張って書きます！コメントありがとうございます！！書く励みにします！！ (10月22日 9時) (レス) @page23 id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
鳥月風花(プロフ) - この作品大好きです！応援してます！.。o○ (2020年3月27日 8時) (レス) id: 29ed657b53 (このIDを非表示/違反報告)
真鈴(プロフ) - 初めまして！このストーリーを読ませてもらっています！次の更新待っています！頑張ってください、応援してます！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: 9f5e33e110 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：動物になりたい | 作成日時：2020年3月20日 2時
