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なぁ ― ん , ページ8

行き着いた場所はマーメイドラグーン。

『…此処、エイトフットさんの故郷に近い感じのやつですよ、ね……』
と、エイトフットの方を見たルーファは何処か憂いを帯びたエイトフットの姿を見て口をキュッと閉じた。

「…あぁ、悪ぃ何か言ったか」
『……エイトフットさん、中入ります?』
あ、あァ?と、軽い同様を隠せなかったエイトフットにルーファは鼻で笑った。

『ま、エイトフットさんが入らなくても良いって言うんだったら自分はアラビアンコーストにでも行って来ますよ、』
「…行くぞ」
他所へ行くと言った瞬間エイトフットは頭をガシガシと雑に掻いたかと思えばルーファの腕を掴みマーメイドラグーン内へと足を進めた。









『…海の中ってこんな感じ何ですか、エイトフットさん』
「…知る訳ねぇだろ」
『あぁ、確かにそうですよね。だってエイトフットさんはこんな浅瀬?賑やか?な辺りには行かないイメージが有りますから』
お前、軽く俺の事ディスってねぇか?と、言うエイトフットにルーファは…してませんよ、と返したが本当かよ…と呟き眉を顰めた。

「…でもまぁ、少しぐらいは落ち着くな…」
俺の隣には黒猫が居るけどなァと言いながらケラケラと笑うエイトフットにルーファは

『…陸にいる動物が海に居てすみませんね、』
と、少し不貞腐れながら返した。

「…つーかお前、俺が朝起こしに行った時俺の事蛸って呼んで無かったか?」
『…呼びましたけど、其れがどうしたんです?』
小首を傾げながら言うルーファにエイトフットは1つ溜息を付き

「…お前、猫被りしてんのかよ」
『してませんけど…あ、もしかしてエイトフットさん、自分が皆さんに敬語を使ってる意味が分からないんですか?』
「意味とか、そんなん俺が知るわけねぇだろ。」
『ですよね〜…まぁ、理由としては上下関係の表しとかですかね、』
上下関係だぁ?と聞くエイトフットにルーファは、はいそうですと答える

『自分はもう皆さんと同じリクルーターでは無いですし、其こを見れば自分は只の黒猫な訳で。』
「つまりお前は俺らのより下に見てるって事何だな。」
『簡潔に、そして簡単に言い包めればそう言う感じですね、はい。』
「…でも待て、お前ヴェールとかホックにはタメでさん付けも最近無くなってなかったか?」
『あぁ、あれは御2人がそう言うのじゃなくて良いって言いましたからね、』



◈文字数関係で次話

ぬ " ぁ ―→←なぉな ― ん



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作者名:たにしちゃ | 作成日時:2022年11月17日 20時

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