なんな ― ん ページ15
今日は2回目のリクルート活動に参加する事になった。
一緒にリクルート活動を行う相手はマスターヴィランがハデスのMs.ハデスさんだった。
『今日は宜しくお願いします、』
「えぇ、宜しく頼むわルーファ。」
其の挨拶だけで会話が止まった。
別に其れで自分が困る事は何1つ無いので適当に今日のリクルートはどうなるのだろうか、と言った様な事を考えていると
「エェ〜〜!?2人共,何か会話弾んで無くナ〜イ!?そんなんでリクルートやって大丈夫なノ〜〜〜??」
「…面倒くさいお化けが来たわね、」
「エ、ハーデスチャン酷い…」
オレ傷付いチャウ〜〜,と言いながらフヨフヨ浮かぶゴースに対しハーデスは傷付くのはご勝手に、と一喝した。
「エ〜ン…ルーファチャン!!ハーデスチャンがオレの事虐めて来るよォウ!」
『…自分はハーデスさんと同じ意見なので、助けを求めても何もしませんから。』
ルーファにも一喝され、ゴースはんもぉう!!と、頬を膨らませる。
「…其れで、貴方が私達に何の用かしら?」
「あぁ!そうそう思い出しタ!今日の2人のリクルートなんダケド,今日は雨だからリクルート活動自体は中止だってサ〜!!」
ホラホラ,外見てみなヨ〜,とゴースに言われ2人はチラリと外を覗き見る。
「…あら、本当に雨が降っていたのね、」
『雨の時って確か挨拶だけでしたよね…』
「えぇ、そうよ……はぁ、何で雨何か降ってきたのかしら、」
『…ハーデスさん、雨嫌い何ですね』
「当然よ、私は元々冥界の炎だったんだから、」
水に濡れて消えてしまう、何てこと嫌もの。
と、言うハーデスにルーファは少しだけ共感した。
「貴女は元は猫なのだから苦手何じゃ無いの?」
『…雨で濡れるのは嫌いですよ、冷たいですし寒いですし、』
まぁ、確かにそうね…と、呟くハーデス。
「…スキャターに拾われるまで、寒かった?」
『寒かったですし、何ならあの時このままいっそ死 んでも良いなって思ってましたね。』
「…もし仮にスキャターに拾われずに死 んでしまったら冥界で私とハデス様に出会えたのかもしれないのね、」
『でもまぁ、スキャターさんに拾われて、こうしてハーデスさんと出会ってるので何とも言えませんね、』
そう言い、ふっと笑うルーファにハーデスは少し目を見開きながらルーファを見る。
『…どうしたんですか、ハーデスさん。』
「……別に、何も無いわよ。」
と、ハーデスは言った後早く行くわよ、と先に歩いて行った。
其の後を特に慌てる様子も無くルーファはハーデスの後を付いて行った。
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作者名:たにしちゃ | 作成日時:2022年11月17日 20時