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ぅんな ページ13

『…』
「君、可愛いね〜1人で来たの?」
エイトフットを置いてロストリバーデルタへ行ったルーファは今、顔も名前も知らない男子高校生の様な男数名に囲まれていた。

『連れがいるので、失礼します。』
「ちょっとちょっと〜、そんな釣れない事言わないでよ〜…少しだけだから、ね?」
そう言いながら縋り付くようにして付いてくる男数名にルーファは少し苛ついていた。
何故、自分が顔も名も知らない人間に時間を取られなくては行けないのだ、そう思いながらルーファは少し早歩きで去ろう(逃げる)としているが此の男達、苛つく程嫌がるルーファを気にもせず付いてくるのだ。
当の本人はもう少しで手を上げそうになるが、此処は人間界、人間に手を上げてしまえば其れ以上の罪が出来てしまうだろう。
其事を重々承知しているルーファは何とか怒りを抑えようと、奮闘してはいるが矢張り表面だけは隠しきれていなかったのか、

「…は?何その顔、超ムカつくんだけど」
「高くまとまってるつもりなんだろうけど、ぶっちゃけ痛ぇからな?」
『…良い加減にしてくれます?自分、さっきから言ってますよね?自分には連れが1人居るんだって。それなのに貴方方と来たら…人の話も聞かずにペチャクチャペチャクチャと……一方的に話をして、聞いてる此方側からすればとても迷惑極まりないんですよ』
と言うルーファの今の表情はとても冷徹な物で、今にでも此の場が凍りつきそうな目をしていた。
一方で、ルーファに纏わり付く男共はそんなルーファの態度と表情に気に食わなかったのか、お前!!と、手を上げた瞬間其の手を掴む者がいた。

「おっとォ…人の連れに何手ぇ出そうとしてんだァ?」
『…あ、エイトフットさん』
男の手を掴んだ者はエイトフットだった。

「は、はぁ!?何だよお前…!」
「はァ?何だよって…さっきも言ったが此奴の連れだ、だからさっさとどっか行け」
『…と、言う訳なので貴方方の相手をしている暇は御座いません、なので此れにてお話は終わりです、其れでは。』
ルーファは口早にそう言い、エイトフットの手を掴み引っ張って行く。
エイトフットのは、ちょ、ま…!!と言う静止の言葉を無視して、少し早めに歩いた。
男達は、2人に関わるのはやめようと思ったのか分からないが、2人を追い掛けて来なかった。

なぉ ― ん ,→←にゃあ ?



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作者名:たにしちゃ | 作成日時:2022年11月17日 20時

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