ん"なっ ! ? ページ11
「…さァな、まぁ取り敢えず彼奴らが来ても無視すりゃ良いだろ。」
そう言い、御飯に手を付けるエイトフットにルーファは有り得ない…とでも言いたげな表情をしていたが、エイトフットが余りにも気にせず御飯を食べ進めるのでルーファは諦めが混じった様な感じで御飯に手を付けた。
「やぁ…今日は、今何をしているんだい?」
『…。』
「無視するだなんて、ヴィランズだね〜。」
と、鏡で口元を隠しながらクスクス笑うマルフィ。
此処でルーファは1つの予想が頭を過ぎった。
もしや、自分が
「…さて、2人共ちゃんとホテルハイタワーに帰るために仲良くするんだよ?」
と、エイトフットとルーファにしか聞こえない声量で言うマルフィに一瞬にしてルーファの予想は打ち砕かれ、ルーファは等々苛々している様子を隠す気が消えたのか遠くからでも分かるような不機嫌オーラを放っていると、チリンチリンとベルの音が段々と近付いて来た。
「まぁ!何故此の方はこんなにも不機嫌になっていらっしゃるの?」
『ゔぇ、ヴェール……!』
と、ヴェールがチリリンとベルを鳴らすと同時にルーファは少しだけ嬉しくなったのか、パァッと少し明るい声色でヴェールの名を呼んだ。
『ヴェール、もしかしてだけどさ…エイトフットさんと一緒にパーク内を探索…っていうか、ほぼ遊びに行かせるて、仲良くさせようって言う案をVさんに言ったりした…?』
「…さぁ、何の事でしょうか……私には分かりませんわ!」
「おいおい…知らきってるつもりなんだろうけどよぉ、明らかにお前しか有り得ねぇんだわ」
そう言うエイトフットにヴェールはまぁ!と、少し怒ったのか先程よりもベルをチリンチリンチリンと鳴らした。
その音が喧しいのかエイトフットは顔を顰め、耳を塞いだ。
「…取り敢えずルーファさん、ちゃんとエイトフットさんと仲良くしてちゃんと帰ってきてくださいまし?」
『…じゃあ自分が帰ってきたら、ヴェールの歌聞かせてよね、』
と、少し外方を向きながら言えばヴェールは嬉しそうに勿論、歌って差し上げますわ。と言い次の場所へ颯爽と言ってしまった。
◊
「お前、ヴェールには甘いのな。」
『…まぁ、ヴェールには心を許してますからね。』
昼食を食べ終えた2人が次に行く場所は、メディテレーニアンハーバーのすぐ近くに有るトイ・ストーリー・マニア!で、場所的にも近い為2人は少し話しながら足を向けた。
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作者名:たにしちゃ | 作成日時:2022年11月17日 20時