〚ヴィランズ手下〛蜥蜴と鴉 (ページ26)

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其の後、マルフィはラードルを連れてアラビアンコーストへ向かい此処で待っていてくれ、と言いチュロスを買いに並びに行った。

「！あれ！マルフィさんじゃ無いですか！…今日は非番何ですか？」
「嗚呼、そうなんだ。あ、チュロス2つ頼むよ。」

チュロスを販売するキャストと思わしき人物はマルフィにしか聞こえない声で言ってはチュロス2本ですね！と、笑顔で言いマルフィはお金を払ってチュロスを2本持ってラードルの所に戻って行ったらどうだ、ラードルがナンパされているじゃ無いか。
マルフィは其れに何処か苛つきながらずんずんと歩いて行っては笑顔で話に割って入れば男は顔を真っ青にさせた。

「あ！ちょっとマルくん、可愛い可愛いマルくんの彼女の私を置いて、何処に行ってたの?」

急に甘えて来たラードルにマルフィは驚きチュロスを落としそうになったが何とか堪え、チュロスを買いに行ってたんだよ、と言えばラードルは口早に許す！其れじゃあ！と言ってはマルフィの腕を引いて足早に其の場から逃げた。

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デレたラードルを何度も思い返しながら嬉しそうにチュロスを食べるラードルにキュンキュンしているとラードルはチュロスを食べ終わっており其れじゃあ行きますわよ、と立ち上がっていた。

「次は何処に行くんですの？」
『此の時間帯なら…此処だね。』

そう言いマルフィがマップを指差すとラードルは嫌…何故此処に行くんですの…？と、聞いてきた。
マルフィの指さした場所とは、そう。
何時もリクルーティングを行っている場所だったのだ。