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嫌い ページ23

『…所でナルフィストさん、貴方本当に私を置いてチュロスを買いに行ってたのですね、』

ラードルが呆れたように言えばマルフィはあぁ、と言った

「君がリクルーティング中に他のゲストが食べているのを見て、食べたそうにしていたからねぇ何時か買ってあげようとは思っていたんだよ。」
『…貴方、本当に私の事見過ぎですわよ?』
「勿論見るさ、何てたって私は君の事を『美しいと思ったから、ですわよね?』…あぁ、そうだが…」

耳に蛸が出来てしまう程聞きましたわ、そんな言葉、と溜息を付き言うラードルにマルフィは少し驚き目を見開いていた。

『…何をそんな驚いているんですの、ナルフィストさん。』
「嫌…君が私の言っている事をちゃんと覚えているのが驚きでね、」
『……嫌でも耳に入ってくれば、嫌でも覚えますわ。』

と、言うラードルにマルフィは嬉しくなったのかふふ、と微笑みながらチュロスをラードルに渡した。
其れにラードルは言わない方が良かったかしら…と、思いながらマルフィからチュロスを受け取りパクリ、と一口食べた。
口内に広がる甘味にラードルは少し目を見開きモグモグと食べる。

「ふふ、そんなに美味しいかい?」
『…えぇ、勿論ですわ…何てたって、初めて食べましたもの。』

幸せそうな、嬉しそうな雰囲気を出すラードルにマルフィは内心とてもキュンキュンしていた事についてラードルは一切知らない。

と言うよりも、していたとマルフィが言えばラードルは確実に幸せそうな、嬉しそうな雰囲気を掻き消してしまうだろう、と思ったマルフィは表に出ないように必死に意識を口内に広がるチュロスの味へと変な集中をした。




_______________________
無事テスト終わりました〜。
そう言えば、dハロの情報が出ましたね。
今年はdハロ1日前から仮装も良い、と言う事で。
ルール等も追加されているらしいので仮装していく皆様は是非確認して下さい。
……今年は、フロートに参加しなかった彼らが来てくれる事を祈ってdハロ当日まで皆様、仕事や学校等頑張りましょう。

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作者名:たにしちゃ | 作成日時:2022年12月15日 20時

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