Part of me

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阿「翔太、気分どう？？」



暫くしてひょこっと顔を覗かせた阿部ちゃんに

"おかげでだいぶ楽になった"そう伝えれば



阿「良かった！ちょっとお話いい？？」と近づいてくる。

翔「うん、大丈夫。ちょっと待って、、っしょ」

阿「あ！いいから、翔太そのままで。
横になったまま聞いてくれれば大丈夫。」



体を起こそうとした俺をそっとベッドに戻した
阿部ちゃんの表情が一瞬曇って見えた気がしたのは
俺の気のせい...？




阿「あ、ちょっと椅子持ってくる！」




そう言ってバタバタと出てったあと
すぐに戻ってきた阿部ちゃんは
いつもと変わらない優しい顔をしていて。




なーんだ、やっぱ俺の気のせいか。


どうせただの風邪って言われて終わりだろうな。


なんて次の言葉を聞くまでは呑気に考えてた。



















阿「.........翔太、もう少し詳しく検査させてほしい。」



















ベットのそばに座った阿部ちゃんは静かにそう言って
俺の目を捉えて離さなかった。




翔「.......え？」


阿「ごめん、ちょっと気になることがあって。
このまま帰すのは俺が心配だから。
何も無かったらそれで安心だからさ。
ほら、知ってるでしょ？俺が心配症だって」




そう言ってへへっと笑う阿部ちゃんの笑顔は
どこかぎこちなくて悲しい目をしてた。

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