□アクション俳優 ページ36
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(※ 2024/3/20放送、よるブラ【アクション俳優体験】より)
「ねぇ〜流星くん。君の親友まだ？」
流星「はぁ！？ 知らんわ！！」
椅子に固定された流星くんは、俳優さんに囲まれている。
ていうか「知らんわ！」って……
恭平「りゅちぇ！」
駿佑「お待たせ。すぐ助けるよ」
『オオカミと半グレに任せとけ！』
恭平「いやお前は？」
『かわいいかわいい女子高生です♡』
３人からの冷たい視線を感じて、ハートを作った手を戻す。
……高橋に “お前” って言われたの初めてかも。
流星「みんな！」
「行け」
リーダーらしき人に指示されて、流星くんを囲んでいた彼らは武器を持って向かってくる。
サッと前に立った みちきょへ は、それぞれ敵と迎え撃つ。
台本上、私のところには全く敵が来ない。
恭平「フッ！」
あ、アイドルターン。
高橋は敵の背中でクルッと回って攻撃を避けた後、一発殴る。
恭平「待って、俺カッコよすぎん？」
みっちーは２人の敵に対して、リーチの長い足技で攻める。
壁を駆け上がって、追いかけてきた敵を蹴り飛ばした。
駿佑「余裕〜」
次は私のカット。
アクロバットをふんだんに使って、敵をかわす。
殴りと蹴り、両方入れて貰ってるからやりごたえ抜群…
と、みっちーが向かってきた相手の武器を押さえて、最後は高橋が殴って敵は倒れた。
『私の見せ場！』
恭平「助けただけやん！」
駿佑「喧嘩は後！ 流星くん、助けるで」
みっちーに言われて振り返ると、そこには流星くんがキョトンとした顔で立っていた。
『え！？』
流星「え？ 何？」
「この野郎…！」
既に一発殴られたのか、顔を押さえたリーダーさんが拳を構えて走ってくる。
それに対して、流星くんは相手のお腹辺りを蹴り飛ばす。
流星「助けに来てくれて、ありがとう！」
駿佑「う、うん」
『……助ける必要あった？』
恭平「なかった」
さすが、なにわ男子の絶対的王様。
いや待って、王様が喧嘩まで強かったら怖すぎるんだけど。
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作者名：悠希 | 作成日時：2024年2月2日 19時
