□金髪組 ページ30
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重岡「そこのヤンキー３人」
背後から重岡くんの声がして振り返る。
私の両隣には みっちーと高橋がいて、金髪３人組だから “ヤンキー” と言われても仕方がないのかもしれない。
重岡「なんでみんなして金髪なん？」
中間「マルスと……あ、なんやっけ、マイホームヒーロー？」
駿佑「そうです」
淳太くんも来て、なんか知らないけど一気に空気感が変わる。
私の隣の２人、ビビってる？
重岡「朝日南は？」
『何もないから、金にしました』
重岡「ヤンキーやん」
『ヤンキーはこれですよ』
高橋を指すと、焦って「オラ？」とよく分からない一人称で自分を指す。
駿佑「Aちゃん、マネージャーにも言われてるんですよ」
中間「なんて？」
『 “３人も金髪がいたら、なにわ男子のイメージが悪くなるから朝日南は戻して” って』
重岡「それホンマ？ はははっ！」
なんで高橋とみっちーじゃなくて私なんだ！
くそう！！
中間「でも、 “WE ARE!” までには戻すやろ？」
『アハ。いや全然、金髪で出るつもりでした』
当たり前のように言われて、戻すべきかと少し揺らぐ。
でも、みっちーだってドラマは終わってるし、高橋も舞台挨拶は終わってる。
２人が戻したっていいのに。
重岡「みっちーは、あれやもん。事務所が厳しいもんな」
駿佑「いやいや……」
恭平「いや、みんな同じ事務所っす。今ここにいる５人全員一緒」
重岡「恭平がツッコんでんけど」
『今日雷落ちるかも。気をつけてください』
そう重岡くんと小声で話すと、高橋に叩かれた。
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作者名：悠希 | 作成日時：2024年2月2日 19時
