なにわ “生まれ” の “女子” やねん！【Ⅳ】 (ページ23)

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□Flower Powder（花粉）ページ23

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『……ッグ』

和也「ハックション！！」

『えっ、私我慢したのに』

隣で豪快にくしゃみをされ、口を開けてポカーンとする謙ちゃん。

大橋くんは、丈くんの定番「Bless You」に手を上げて応えた。

…そんくらいの丈橋じゃ、喜ばない体になってるから。

………やっぱ喜んでいい？

丈橋最高ありがとう。

恭平「大変やなぁ？俺は秋花粉やからなぁ」

『このやろ代わってくれ』

恭平「俺やって秋は大変やで」

私と大橋くんは花粉症が酷いトップ２な自信がある。

目が鼻が、ムズムズするし眠いし。

生理と重なった時とか、オシマイだよ。

眠すぎて仕事にならない。

『いつにも増して酷いと思ったら、朝スプレーしてない』

和也「貸そうか？」

『借りる』

スンッと鼻を啜ってから、大橋くんが取り出したスプレーを借りる。

丈一郎「今やって意味あるん？」

『あるよ。…ッグシュン！』

また謙ちゃんがオーバーなリアクションをする。

「酷すぎてキレそう。」なんて言いながらスプレーを吹きかけた。

和也「スプレーやるときの顔かわいいな」

『おー、お静かにしてくださいね』

駿佑「分かる。目と口ギュって閉じて、な」

『みっちー？』

謙杜「みっちー！？」

当たり前のように、謙ちゃんはみっちーに無視される。

『ハッ……ふぅ、』

大吾「出ないんかい」

『あるあるでしょ』

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