□卒業式 ページ21
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(※ 卒業シーズン！ ということで！)
中学生の時の卒業式。
今となっては笑い話として話せるようになったけど、あの日のアイツは色々と面倒事を引き寄せてくれた。
優斗「居たっ！ A！」
『えっ！？ �盒供�？』
この辺じゃ見ない制服を着た彼は、人混みの隙を縫ってこっちに来る。
彼の容姿や卒業式ってこともあってか、黄色い歓声は耐えない。
『ちょっ、えっ、何？』
優斗「A、そろそろレッスン来いよ」
『�盒供帖帖�
いや、わざわざ卒業式に来てそれ言う？
優斗「えっ… あ、今日って卒業式！？」
これが彼氏だったら、卒業式に来てくれてキュンとかになるのかもしれないけど。
校門前にあったはずの「卒業式」の掲示や、この雰囲気
―――ほら、あそこで後輩女子ちゃんが告ってる。
に気づかなかったような、ただの同期にはもはや “キュン” よりも “何こいつ” のが強い。
優斗「そっか… A、卒業おめでとう」
『…ありがとう、』
所詮、中学の卒業式。相手は、ただの同期。
“キュン” なんてする必要ないだろ、と自分の頭を殴る。
�盒兇呂修譴鯢垰弋弔修Δ妨�る。
優斗「まぁ、だから、その… 待ってるから」
『・・・』
もう一度、自分の頭を殴った。
�盒兇�急いで学校を出て行くのを見送った後、同級生の数名に取り押さえられる。
「ちょいちょいちょい、待ちたまえAさんよ」
「誰よ、さっきの彼！ え、彼氏とか聞いてないんだけど！！」
『彼氏じゃないよ』
「じゃあ紹介して！」
いや……
悠希「あれアイドルの卵だから、やめときなぁ〜」
「「「アイドル！？」」」
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作者名：悠希 | 作成日時：2024年2月2日 19時
