なにわ “生まれ” の “女子” やねん！【Ⅳ】 (ページ12)

今日:246 hit、昨日:407 hit、合計:29,533 hit

□20年ってページ12

✴

丈一郎side

今日は2月21日。

もう日は沈もうとしていて、今日１日あちこちで言われた言葉には、そろそろ飽き飽きしてくる頃。

…嫌ではないけど。

そしてそれは、メンバーも例外やない。

駿佑「丈くん！入所20周年やな！」

流星「おめでとー！」

大吾「20年前…俺ら何歳よ」

謙杜「俺１歳」

和也「１歳の子がここまで大きくなるんやもんな」

もう一度、口を揃えて「おめでとう」と祝ってくれる。

丈一郎「ありがとう」

それより、あと２人。まだ来てないアイツら。

何してんねやろ。

そろそろマネージャーさんも痺れ切らすで。

『遅くなりました！お疲れ様です！！』

恭平「丈くん入所おめでとう！！」

時計を確認した次の瞬間、ドアを蹴破る勢いで開けた２人。

俺も勢いで、遅刻についてあれこれ言う前に「お、おん。ありがとうな…」と返してしまった。

みっちーが恭平に「いや今入所したわけちゃうし」とツッコむ。

『はい！これ、プレゼント！』

恭平「これ買うてて遅くなってん！」

丈一郎「え、ホンマに？」

Aからそれを受け取ると、２人は満足そうに笑う。

大吾「はぁー、間に合わないんちゃうかってヒヤヒヤしたわ」

和也「２人とも仕事の後にごめんなぁ」

謙杜「俺らが急に頼んだから」

どうやらメンバーみんなで準備してくれたらしい。

包みを開けると、よさげな香水ともう１つの箱。

その箱を開けてみると…

丈一郎「うわっ！」

『んふふ、びっくり箱』

ホンマにこいつら…

丈一郎「…香水か。どうやら２人から沢山匂いがするわけや」

恭平「えっ」

『なんで私を匂うのよ』

グッと恭平を押し返すAに、また笑いが溢れた。

丈一郎「みんな、ありがとうな」

謙杜「次は、入所100年の時に！」

丈一郎「死ぬて」

(※ 丈くん、本当におめでとうございます！！)

✴