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「私に海くんはもったいないよ」
そう言って別れてから半年
どうやら海くんは私を諦める気がない
「海くん、いい加減自分の幸せを「俺を幸せにしたいならもう一回付き合って?」
顔もいい、性格もいい、成績もいい、運動神経もいい、そんな完璧人間の海くんも好みの女だけはダメだったようだ
「海くん、お願い。私なんかに構わないでもっと美人で可愛くて素敵な女の子を見つけて、それで、それで…」
あぁ、ダメだ
涙がボロボロと溢れ出る
海くんが好き。大好き。だから離れた
海くんのためにならないから
なのに
「ねぇ。俺、自惚れていい?」
付き合ってた頃のように優しく海くんの腕が背中に回る
「まだ俺のこと好きって、まだ戻れるって、自惚れてもいいかな…」
「…いい人が現れたら、ちゃんとそっちに行くって約束」
私の出した小指に海くんの綺麗で長い小指が絡まる
「大丈夫。A以上にいい人なんて絶対現れないから」
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月16日 22時) (レス) id: f68dd7c148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華にこ | 作成日時:2018年8月16日 22時