【あんスタ】貴方の愛を求めます３【朔間零】 (ページ45)

今日:39 hit、昨日:38 hit、合計:66,441 hit

１４５ページ45

『UNDEAD』のメンバーとAがガーデンテラスに集結し、「学院祭」についての話が始まった。

「わんことアドニスくんにはすでに説明しておるが、「学院祭」の時期が近づいておる。

そこで、今年は全員に参加してもらいたいのじゃ」

「俺は……」

「全員参加と言ったじゃろう。薫くんにも参加してもらわなければ困る」

いの一番に逃げようとする羽風を即座に引き留める零。

「俺に異議はない。もとより学院で決められていることだ。

逆らうことにメリットがあるとは思えない」

「だからって、準備したり何だりとやることがあるしね～？

その間拘束されることを考えると、やる気が起きないな～」

「決まりだ何だと縛られるのは性に合わね～。

絶対参加の理由が学院の決定事項だから、みたいな腑抜けた理由なら俺様は参加しね～ぞ！」

『わぁ～……見事に協調性が皆無だぁ……』

困ったような笑みを浮かべながら零の横で一緒になって話を聞くA。

「安心せい。我輩が絶対参加と言ったのは他でもない、『UNDEAD』の地位復活のためじゃ」

零がそう言うと、「学院祭」に乗り気でない様子だった羽風と大神の目付きが一変。

零の話を真剣な眼差しで聞き始めた。