【あんスタ】貴方の愛を求めます３【朔間零】 (ページ44)

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その後、驚いて放心している隙に羽風を連れ、Aはガーデンテラスにやってきた。

そこでは、他の『UNDEAD』の３人がこちらに向け手を降って待っていた。

「ご苦労じゃったな、A。

薫君に何もされてないかや？」

『されるわけないでしょ』

その状況を見て察した羽風は、全てを理解した顔で零を見つめた。

「やっぱり朔間さんの入れ知恵だったんだ。

あそこまでしなくても、今日はちゃんと顔だそうと思ってたってば」

「俺のドキドキ返して」と羽風は零に向け嘆いている。

「はて？何のことじゃ？我輩はAに、「薫くんをこの場に連れてきてほしい」と頼んだだけじゃよ？

薫くんは女子の頼み事はすぐに聞き入れるからのう～」

「え？じゃあ、あれってAさん、素でやったの！？

魔性だねぇ～、一瞬人違いかなって思ったもん。

でもそういうギャップのある女の子も良いよね～♪

新しい扉、開けちゃおうかな？」

『忘れて……』

羽風にそこまで言われ、先ほどの自分の発言を思い出して顔を隠すA。

それを見た零は唖然とした顔で二人を見ていた。

「え？我輩の知らない間に何が起きたというんじゃ？

まさかっ……浮気かえっ！？」

『零ちゃんはまず、私と付き合ってるっていう認識から改めようか』