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「とにかく！
みんな期待してるってことです、『流星隊』も『UNDEAD』も俺たち『2wink』も。
『紅月』を倒し、この学院に革命の風を吹かせたあなたたちにね。
みんなが、あなたたちを応援しています。時計の止まったこの学院の歴史を、揺り動かした『Trickstar』をね」
「また奇跡を目撃させてよねっ、先輩たち♪」
葵兄弟の言葉に感銘を受ける『Trickstar』。
「……そっか。そうなんだ。俺たちがやってきたことは、無駄じゃなかったんだな。
ちゃんと響いてたんだ。みんなの心に」
「なおさら、負けられない理由ができちまったな」
「嬉しいよね！僕たち、孤立無援じゃなかったんだっ♪」
『とはいえ、どれだけ消耗しても『fine』は腐っても学院最強……
確実に勝てる保証はどこにもない。だけど、『良い勝負』で満足されても困るからね。
君らのために頑張ったこの子たちのぶんも、舞台で輝いてね。
それだけ伝えたかったの』
Aがそう言うと『Trickstar』は黙って強く頷いた。
そのやる気に満ちた顔を見て安心したAは、『2wink』を連れて仕事に戻ろうと背を向けた。
『さ、君たちもそれが食べ終わったら、運営のお手伝いをしてもらうからね』
「え〜！やだ〜っ」
『じゃあ先に『独房』という名の反省室に行ってる？
きっと今頃、椚先生が反省文を書くための原稿用紙を積んで、手ぐすねひいて君たちを待ってると思うけど。
私のお手伝いをしてたってことなら、反省文の量はこれ以上増えないと思うよ？』
「や〜んお姉様〜！
アタイたちは、お姉様の下僕ですぅ〜♪」
「どこまでもお供いたしま〜す♪」
『じゃあね『Trickstar』。
講堂で待ってるよ』
Aはそう言うと、『2wink』を引き連れ講堂へ向かった。
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2022年9月14日 1時
