検索窓
今日:3 hit、昨日:26 hit、合計:323,590 hit

ページ41










滝「わっ…かんねーなー…。」


『………。』



楽屋の畳の上で足を豪快に投げ出して天井をあおぐのは、先程まで舞台の上で華麗に待っていた座長だ。


あれからジャニーさんは、Aは雪が似合うと思うからよろしくね!とご機嫌に言ったかと思うと、この後お食事会だった!と急いで帰ってしまったのだ。


とりあえずおいでと招かれた滝沢くんの楽屋。


用意していただいたお茶は生憎苦手で飲めないので、ただ湯気をたてるだけの存在となっている。



滝「正直さ、ジャニーさんはSnow Manのことそんなに好きじゃないんだよ。
だからこそ箱入り息子な如く可愛がっている君を入れるなんてなんで思ったのか全く分からないんだよね。」


『…はい。』


滝「まぁ、ジャニーさんの考えなんて分かったこと1度もないけど。」



滝沢くんは、ははって笑ったけれど、その目は全く笑っていない。


それはそうだ。


Snow Manは滝沢くんが作り育てているというのは知っている。


Snow Manに対して責任を担っている立場としては、新たにメンバーを入れるなんて荒れるに決まっている事態を快く思うわけが無い。


自分の全てを見定めようとする大人の視線にはすっかり慣れてはいるが、やっぱり居心地が悪い。



滝「水上のエンターテイナーとしての実力は勿論知っているよ。
Snow Manに入るには申し分ない…というか、なんならSnow Manに入るのは勿体ないんじゃないかと思うくらいだね。」


『いえ、そんなことは…。』


滝「ねえどうしてこんなことになったの?
流れを説明してもらってもいい?」


『…はい。』



自分のパーソナルな部分を人に話すことは苦手だ。


しかもほぼ初対面のような大人に話すなんて。


けれどこんなことになってしまった以上、話さないという選択肢はとうに消えた。


俺は自分の今の現状からさっきのジャニーさんとの会話まで、掻い摘んで話した。








・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (349 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
801人がお気に入り
設定タグ:SnowMan
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

MIo(プロフ) - togawadollさん» ご不快な思いをさせてしまいまして、申し訳ございませんでした。以後ないように気をつけます。修正致しました。ご指摘ありがとうございました。 (2021年3月9日 12時) (レス) id: 5ac68e315d (このIDを非表示/違反報告)
togawadoll(プロフ) - 視点ごとにセリフの「」前に名前が無いと全て夢主君が喋ってるのかと思ってしまいます・・・。夢主君以外は名前ありの方がまだ読みやすいです・・・。それか全て外した方がまだいいと思いました。 (2021年3月9日 1時) (レス) id: a83c0082d0 (このIDを非表示/違反報告)
MIo(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます!可愛いと思って頂けて本望です!笑焦らしに焦らしまくる展開で申し訳ないですが、これからもよろしくお願い致します!お優しいお言葉もありがとうございます(^^) (2021年2月21日 16時) (レス) id: 5ac68e315d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - いつもみな、可愛い!と思って読んでます!これから、メンバーとみながどう距離をつめていくのか楽しみです!無理しない範囲で頑張ってください! (2021年2月16日 14時) (レス) id: a733c91119 (このIDを非表示/違反報告)
MIo(プロフ) - 林檎さん» 初めまして。コメントありがとうございます。出会ってくださってこちらこそ感謝です!これからもよろしくお願い致します!! (2020年12月15日 18時) (レス) id: 5ac68e315d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MIo | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/____mio__w  
作成日時:2020年12月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。