検索窓
今日:2 hit、昨日:26 hit、合計:323,589 hit

ページ11










"カズヨシ"、そう言って走ってきた少年の後ろには、別の少年が付いてきた。



深「あと阿部亮平!阿部ちゃん!」


阿「いきなり話しかけたら怖いよ。
ごめんなさい、はじめまして。」


『…はじめまして。』


深「オレあのドラマめっちゃ好きで!
カズヨシが同じJrなのうれしくて!」


『…ありがとうございます。』


阿「水上くんってたしか先ぱいだよね?
タメ口いいの?」


深「っあ!!」


『いや、いいです、ぼくとししただとおもうし。』


阿「なんかふっかより大人っぽい。」


深「うそ!」



深澤辰哉と阿部亮平と名乗った2人は、自分よりもかなり背が大きかったため、年上だろうなというのはすぐに分かった。


好奇心たっぷりに話しかけてきたくせに、俺を放ったらかして2人でテンポ良く話す様に、気まずさを覚えた。


人見知りの俺にとっては地獄の時間でしかなくて。


今の辰哉くんだったら、こんなに圧もなくもっとふんわりしているんだけど、やっぱり俺らも子どもだったんだなあなんて振り返ると思う。


俺は2人と別れるタイミングをずっと伺っていた。



深「いつもレッスンいないよね?
見かけたことなかったから会えてうれしくて!」


『…ぁ、はい。』


阿「お仕事いっぱいしてるから忙しいんだね。
おれらこれからレッスンだけど、また別?」


『…今日は、おなじで。』


深「まじー!よっしゃ!
じゃあいっしょにいこうぜ、カズヨシ!」


阿「Aくんね。」



端っこでひっそりレッスンを受けたかった俺は、予想外に初めましての2人とともにレッスン室に向かうことになってしまったのだ。


俺に構わない方が身のためだよ、なんて、言い出せる勇気もタイミングもないままに、引き摺られるように"深澤くん"と"阿部くん"とともにスタジオに向かった。


最悪、今すぐ帰りたい、としか思えなかった。


でも、ちょっと、ドキッとしていた。


こんなに純粋に、下心も悪意もなく、同じJrに話しかけられたのは、確かこのときが初めてだったんだ。







・→←カズヨシ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (349 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
801人がお気に入り
設定タグ:SnowMan
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

MIo(プロフ) - togawadollさん» ご不快な思いをさせてしまいまして、申し訳ございませんでした。以後ないように気をつけます。修正致しました。ご指摘ありがとうございました。 (2021年3月9日 12時) (レス) id: 5ac68e315d (このIDを非表示/違反報告)
togawadoll(プロフ) - 視点ごとにセリフの「」前に名前が無いと全て夢主君が喋ってるのかと思ってしまいます・・・。夢主君以外は名前ありの方がまだ読みやすいです・・・。それか全て外した方がまだいいと思いました。 (2021年3月9日 1時) (レス) id: a83c0082d0 (このIDを非表示/違反報告)
MIo(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます!可愛いと思って頂けて本望です!笑焦らしに焦らしまくる展開で申し訳ないですが、これからもよろしくお願い致します!お優しいお言葉もありがとうございます(^^) (2021年2月21日 16時) (レス) id: 5ac68e315d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - いつもみな、可愛い!と思って読んでます!これから、メンバーとみながどう距離をつめていくのか楽しみです!無理しない範囲で頑張ってください! (2021年2月16日 14時) (レス) id: a733c91119 (このIDを非表示/違反報告)
MIo(プロフ) - 林檎さん» 初めまして。コメントありがとうございます。出会ってくださってこちらこそ感謝です!これからもよろしくお願い致します!! (2020年12月15日 18時) (レス) id: 5ac68e315d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MIo | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/____mio__w  
作成日時:2020年12月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。