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180 - 番外編 ページ20

【タイムスリップ11】 正体





七海
「2人とも大丈夫ですか?」


A
「建人さん!」


眩しい世界から解放された私達の前には建人さんが立っていた。
あ、埃っぽい、元いた部屋に戻ってる。
建人さんの手の平の上にはあの呪具があったが、原型を留めないほど粉々になっていた。


七海
「驚きましたよ。」
「2人とも話しかけても反応ないですし…。」
「それに、そこの呪詛師が殺そうとしてましたよ。」


チラリとそちらに視線を向けると、先程よりボッコボコにされた呪詛師が隅の方で倒れていた。


五条
「よく呪具の解き方わかったね七海。」


七海
「締め上げて吐かせました。」
「この呪具はタイムスリップではないらしいです。」
「効果は、過去の記憶の再現。」
「その人が1番戻りたい頃の過去を再現する。」
「それがこの呪具の効果。」


A
「過去の再現…。」


悟へ視線を向ける。
粉々になった呪具へ視線を向けて、小さくため息を着く。


五条
「…厄介なシロモノだな。」
「処分処分〜っと。」


粉々になった呪具を建人さんから受け取り、その残骸を塵も残さず燃やした。

1番戻りたい頃の過去。
悟にとってはあの時が1番幸せだったんだろうか。
唯一の親友、夏油傑といたあの過去が。
彼が変わってしまう前の頃が。


A
「…悟、大丈夫?」


五条
「過去の自分に感謝しないとね。」
「だって今Aに会えたし、…今が1番幸せさ。」


私の考えを見抜いたような言葉。
私に向かってふわりと笑い、背を向けて歩き出した。
その背中が少し寂しそうに見えた。





A
「建人さんにも会ったよ!」


七海
「えっ?」


A
「高専時代の建人さんカッコよかった。」


七海
「それは…、どうも。」

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mito(プロフ) - みるたそさん» 確かに本誌辛いですよね…。 (2021年3月9日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - mitoさん» お風呂ネタ意外と好きなんですよ〜苦笑自分は変態かっ!本誌が辛いのでmitoさんの小説で癒されています!^ ^ (2021年3月9日 17時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» お風呂いいですね!思いつきませんでした!書いてみます! (2021年3月5日 7時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - リクで、一緒にお風呂に入ると駄々をこねまくる五条さんと夢主が一緒にお風呂に入り、湯船に浸かっている時に首を甘噛みして甘えて来た五条さんに仕返ししてじゃれあったり、体を洗いっこするまで出ないという五条さんを渋々許したりする甘々が見たいです^ ^ (2021年3月4日 22時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» 全然大丈夫です!!むしろそう言って貰えて嬉しいです!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mito | 作成日時:2021年2月25日 16時

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