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【伏黒恵の覚醒6】 帰路
*
釘崎
「おーい!A!」
あ、2人共帰って来た。良かった。
悠仁達も怪我をしてるみたい、大丈夫かな。
2人の視線は直ぐに私の膝で寝ている恵に向かう。
虎杖&釘崎
「「ふっ…伏黒?」」
虎杖
「なんで膝枕されてんの?」
伏黒
「…おっ戻ったか。」
「良かった無事で。」
A
「あ、起きた。」
私の膝の上で眼を開けた恵とピタリと眼が合う。
伏黒
「…なっ…!」
みるみるうちに顔が赫くなる恵。
悪い!と、言って勢いよく飛び上がった。
*
伏黒
「とりあえず新田さんに連絡しよう。」
「応急で封印してもらわねぇと。」
虎杖
「俺食べようか?」
釘崎
「残飯じゃねーんだよ。」
A
「まず、特級呪物を食うなよ…。」
私の言葉にうんうん、と野薔薇達は頷く。
てか今更ながらだけど、食べて良く無事でいられるな。
悠仁の胃袋どーなってんのよ。
伏黒
「オマエの指の許容量はハッキリ分かってねぇんだ。」
「…でも1番元気そうなオマエに渡す。」
「念を押すが食うなよ。」
パクリ。
悠仁の掌に口が現れ、恵から受け取ろうとした宿儺の指を食べた。
釘崎&伏黒&A
「「「「食うなっつったろ!!」」」
虎杖
「えっ俺ェ!?」
「コイツ…マジで!!今回もろくに働かねぇし!!」
「…もしかして五条先生って適当?」
釘崎&伏黒&A
「「「今更?」」」
皆で呆れ返っていると、
新田
「クラァッ!!!オマエらぁ!!!」
橋の上から明さんの物凄い怒鳴り声が聞こえた。
わー、明さんクッソ怒ってるー。
釘崎
「ブチ切れてるわね。」
虎杖
「じゃ、帰るか。」
私たち4人は車内で明さんに散々怒られながら、高専へと帰った。
*
A
「恵立てる?」
伏黒
「あぁ、大丈夫だ。」
「俺よりもオマエの方が重症だろ。」
釘崎
「あんた達どっちもどっちよ。」
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時