68 - 本編 ページ8
【伏黒恵の覚醒4】 宿儺の指
*
突然現れた呪霊は悠仁が相手をしている。
私たちは八十八橋の呪いの相手をしていた。
釘崎
「モグラ叩きの容量でいいのよね?」
伏黒
「あぁ、そのまま出口を潰し続けてくれ。」
ニョッと出てきた呪霊目掛けて刀を振り切る。
切る前にシュンッと引っ込み、また違う穴から飛び出す。
A
「何アイツ、むっかつく〜。」
妙にすばしっこくてさっきかは空振りだらけだ。
ブンブンと刀を振り回しながら、どーやって潰そうか考えていた。
伏黒
「釘崎!!」
A
「!?」
恵の声でそちらを見ると、野薔薇が何かに吸い込まれていった。
伏黒
「クソッ!!」
続いて悠仁が戦っていた呪霊も同じように消えてしまい、それを追って悠仁も行ってしまった。
A
「野薔薇と悠仁大丈夫かな…。」
伏黒
「…大丈夫だ。」
「アイツらはそう簡単にやられねぇ。」
「俺達はコイツを仕留めるぞ。」
*
穴から穴へ次々と移動する呪霊を追いかけ回し、半分ぐらい出口を潰した。
A
「ちょこまかと…うざいなぁ!」
伏黒
「少し落ち着け!」
刀を置いて、ナイフに切り替える。
こっちの方が身軽だから対応しやすい。
A
「ほら、よっと!」
さっきよりも断然早いスピードで呪霊に向かいナイフを振るう。
呪霊
「〜〜〜〜!」
間一髪のところでニュンと避けられる。
伏黒
「裏の取り方が単純なんだよ。」
あ、恵も避けられた。
伏黒
「言ったろ単純だって。」
出てくるところを読んでいたのか、玉犬が呪霊をぶった斬る。
待ってなーにあの玉犬、いかつぅ…。
*
呪霊を祓うと領域が消えーー
A
「領域が閉じない…。」
辺りを見渡して原因を探ると、
A
「…恵、あれ。」
天井にもう1つフジツボの様なものが残っていた。
えー、もう1匹いたのかよー。
するとドチャっと音を立てて、新しい呪霊が現れた。
伏黒
「こいつは…っ!」
A
「…何この呪霊。」
全身真っ白で、さっきの呪霊とは別物みたいだ。
私達が構えるより先に、呪霊の攻撃が恵を襲った。
A
「恵っ!!」
恵の剣が折れた。
急いで刀を手に取り、恵と呪霊の間に滑り込む。
A
「っ…!!」
呪霊の攻撃が重い、防ぎきれない!
攻撃を受け流せず、私達2人は後ろへ吹っ飛ばされた。
*
白い呪霊。
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時