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101 - 番外編 ページ41

【七海建人の溜息6】 嫉妬?





五条
「まぁ、それだけじゃないけどね。」


私を足の間に入れ、後ろからぎゅーっと抱き締める。
いててて、ちょっと力が強いです。


A
「いい歳した大人が嫉妬すんなよ。」


五条
「好きな人の事を想うのに歳も何も関係ないよ。」


A
「…そ、そうですか…。」


ド直球でそーゆー事言うのやめて欲しい。
前から思ってたけどその大人の余裕ズルいです。


A
「よしよし。」


悟の頭に手を伸ばし、ポンポンと撫でる。
すると、抱き締める腕にさらに力がはいる。
ちょっと力強過ぎて痛いです。


A
「力強すぎ…。」


五条
「Aが可愛いからだよ。」


耳元でそう囁かれる。


A
「はいはい。」


五条
「好きだよ。」


そっと首筋にキスを落とされる。
何度も何度も優しくキスをしてくる。


A
「んっ…。」


それが少しくすぐったくて思わず声が出る。


五条
「…誘ってる?」


A
「違うよ!?くすぐったいだけだよ!?」


五条
「そっか、残念。」


今度はグリグリと顔を埋めてきた。
ふわふわな髪が私の首筋を撫でる。
少しのくすぐったさと、悟のにおいがふわりと香る。


A
「悟いいにおい、落ち着く。」


五条
「Aもいいにおいだよ。」
「そーいえば、どっかで聞いたことあるんだけど。」
「人間は匂いで相性がわかるらしいね。」


A
「へぇ〜、凄いね。」


五条
「そう考えると僕達相性いいみたいだね。」
「まぁ、夜の方の相性がどうなのか気になるけど。」


A
「変態。」


顔と声は凄くいいのに、直ぐにそーゆー事言っちゃうから残念なんだよ。


五条
「今夜試してみる?」


耳元でそっと囁かれる。
一気に顔が赫くなるのが自分でもわかる。


A
「た、試さねぇよバカっ!」


五条
「何を想像したのかな?教えてよ。」


A
「誰が教えるか!」


五条
「照れちゃってかーわいい。」


私の直ぐ後ろでクスクスと笑い声が聞こえる。
ホントに揶揄うのやめて欲しい…心臓に悪い。


A
「本当変態!皆に言いふらしてやるんだから!」


五条
「そんな事したら僕皆に殺されちゃうな〜。」





皆にボコボコにされちまえこの変態。

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作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時

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