97 - 番外編 ページ37
【七海建人の溜息2】 任務のお手伝い
*
A
「そーいえば建人さんと会うの久々。」
「最近忙しかったの?」
七海
「虎杖くんと任務に行ってました。」
「後は猪野くんの推薦など色々と。」
「五条さんから聞いてないですか?」
A
「悟が言うと思う?」
七海
「…愚問でしたね。」
*
A
「ツギハギ顔の呪霊ねぇ…。」
「その呪霊もちゃんと喋れてたんだ?」
七海
「えぇ。」
A
「……もしかしたら…。」
いや、これはあくまで憶測だ。
でも、火山頭と高専を襲った雑草は仲間だと言う事が本体から確認が取れてるしなぁ…。
七海
「どうかしましたか?」
A
「…火山頭と雑草とツギハギ仲間かなーって。」
「火山頭と雑草は言質取れてるけど…。」
ツギハギ顔の呪霊とを繋ぐ何かがあればいいんだけど。
でもあのレベルの特級同士だ。
仲間であってもおかしくない。
A
「まっ、憶測だけどね。」
七海
「…考えるのは自由です。」
「でも、1人で立ち向かうのは辞めて下さいよ。」
A
「心配?」
七海
「大人が子供を心配するのはあたまりまえです。」
「それに…。」
A
「それに?」
七海
「Aさんに何かあったら五条さんが狂います。」
「この間もかなりおかしくなってましたから。」
「絡まれる私の身にもなって下さい。」
A
「それはご迷惑をお掛けしました。」
「…って、これは私が謝ることなのか?」
本当何してんだあの人は。
*
A
「ここの廃ビルであってる?」
七海
「間違いないです。」
任務先は目の前の廃ビル。
一体一体はあまり強くないが、かなりの量がいる。
と、いう事で見学がてら私が連れてこられた。
七海
「帳は下ろせますか?」
A
「練習中!」
七海
「丁度いいですね。」
「練習を含めてやってみましょう。」
A
「はーい。」
「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊払え。」
呪力を練ってそう言うと、辺りがだんだんと暗くなる。
よし、成功だ。
七海
「出来てますね。」
A
「やった!」
結界術は強くても出来ない奴いるよー。と、以前悟から教えて貰った。
なるべくできた方が伊地知さん達の負担も減るかなと思って、少し前から練習をしていた。
A
「建人さん行こー。」
七海
「油断は禁物ですよ。」
A
「わかってるって!」
七海
「では、行きましょうか。」
*
七海建人と呪霊狩り。
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時