検索窓
今日:37 hit、昨日:6 hit、合計:568,236 hit

64 - 番外編 ページ4

【VS呪詛師3】 おつかれ





A
「あ、伊地知さんお疲れさまー。」


伊地知
「Aさん怪我は大丈夫ですか!?」


伊地知さんに高専に送ってもらい、気絶してる呪詛師を引き摺りながら学長の元へ向かっていた。

ドアをノックし、返事が聞こえたので呪詛師を放り投げ私も部屋へ入る。


A
「学長〜、プレゼント。」


学長
「…A、こいつは?」


A
「私を狙ってきた呪詛師。」


尚も気絶してる呪詛師にゲシゲシと蹴りを入れながら、学長に説明を始めようとした。


五条
「それ、どういう事?」


目線をずっと落としていたので、悟がいる事に全く気づかなかった。


A
「あ、悟…。」


傷だらけの私を見て、不快そうな雰囲気を醸し出す。


五条
「何その怪我。」


A
「これは…まぁ、色々あって。」


五条
「説明は後でいいから早く硝子の所行くよ。」


そう言って私の手を引き、学長の部屋から連れ出された。





早足で廊下を歩く悟。
私と悟の足の長さ違うのわかる?しかもこっちは怪我人なんだけど。


A
「ちょ、ちょっと止まってよ…!」


五条
「うるさい。」
「いいから行くよ。」


こっちを振り向きもせず、どんどん先に進んでいく。


A
「…傷が痛いんだってば!」


その言葉を聞いてピタリと足を止める悟。
深く深呼吸をしてこちらを振り返る。


五条
「…ごめん。」


上から下まで全身くまなく見られ、悟の大きな手が1番酷い脇腹にそっと添えられる。


A
「いっ…!」


五条
「…痕、残りそうだね。」


目隠しをしているからハッキリとはわからないが、たぶん悲しそうな顔をしている。


A
「しょうがないよ。」
「少し舐めてかかった私が悪いし…。」


五条
「……あ、それ。」


悟は私の手を指差した。


A
「え、なに?……あ!」


慌てて隠そうとするが、手を掴まれ防がれる。
やばい、すっかり忘れていた。


五条
「僕と結婚してくれる気になった?」


A
「なくしそうだったから!」
「他に意味はないから!勘違いすんな!」


五条
「照れ隠し?」


A
「違うってば!」
「もーいい、硝子さんとこ行く!」


五条
「待って、僕が運んであげるから。」


と、言われお姫様だっこをされる。


A
「ちょ!やだ!下ろして!」


五条
「暴れない暴れない。」





抵抗虚しく上機嫌な悟に運ばれた。

65 - 本編→←63 - 番外編



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (263 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1272人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。