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現在＿＿＿＿＿
照「ハスキーシガレット、」
『…ん？』
照「知ってるか？」
俺があの時歌った曲の歌手。
こんなのただの直感だけれど。
あの場に居たのは、…
『…いや、知らない。
はぐらかさないでよ』
照「本当に知らないのか！？」
『…知らないって』
照「…だったらいい、」
…勘違い、か。
トランシーバーで呼び出されたから
そっちの方まで行って、問題を解決する。
その間に帰っていると思ったらまだ彼女は居た。
照「…突っ立ってないで仕事行けよ」
『消えてあげるから答えて』
照「答えてほしいならちゃんと質問しろ」
『ここに…』
照「“事故の現場に居たか”？
…いや、居なかった」
嘘をついて誤魔化しても、突っかかってくる。
『さらに怪しく感じるんだけど』
照「答えても信じねぇのな」
『だって、』
照「万が一現場に居たとしても、良くない質問じゃん。
好奇心でも満たしたいのかよ？
何食わぬ顔で人の不幸を聞き出そうとする…
最低だよ、あんた。」
「Aちゃん、」
深澤代表が直々のお迎えだ。
辰「…午後から出社じゃなかった？」
『あ、えっと…』
照「もういいよな？」
そう告げて作業に戻った。
代表は再調査のためにここへ来たようだ。
ただ、渡辺理事はよく思ってないみたいで
この地にやって来た。
翔「え、俺これ許可したっけ？」
辰「いや、」
翔「調子に乗るとまじで父親の二の舞を演じるぞ？」
それだけ言いに来たらしい。
残された俺と代表。
いつの間にかあいつはちゃんと居なくなっていた。
照「…根っからの経営者気質」
辰「悪い人じゃない、適性がないだけだよ
ていうか！さっきあの子と何してたの？」
照「代表には関係ないです。
まさか…私生活も報告しなきゃいけないすか」
バツを悪そうにして俯いたから、
そのすきに逃げた。
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作者名：あんむ（みし）
| 作成日時：2021年9月19日 20時
