ネージュに染まれ (ページ7)

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野球チームかよページ7

ラ「お姫様連れてきたああ」

考えすぎだ

リビングまでラウちゃんの学校の話を聞きながらリビングの扉を開けたらこれだもん

これは16歳だ

なんてしみじみ考えてたら

「こらっラウール手を離す
康二がちゃんと呼んできてくれないからこうなるじゃん」

まるでお母さんのような怒鳴り声が聞こえて

周りを見渡せば初めましての顔が沢山

ラ「ふっかさんのケチッいいもんねAちゃん僕の隣だもんね」

ねーっなんて言いながら椅子を引く可愛い16歳に少しだけ笑って席に着けば阿部ちゃんは私を見て大丈夫？なんて首を傾げた

『ごめんね寝ちゃってて...
あ、ご挨拶遅くなってごめんなさい今日から』

渡「Aだってよろしくだって」

『は？』

「まあね、堅苦しいのやめましょうって、あ、でもオーナーさんはAさんですよね」

『え？』

「あ、深澤です。ふっかってみんな呼んでるのでそれで。敬語も出来ればいらないです」

『ええっと？』

深「あーごりごりの自己紹介欲しいタイプですか？」

『あ、いえ大丈夫。ふっか』

目を細めて笑えばふっかは少し眉を下げた

渡「ほら、言わんこちゃない」

そう言えば...ふっか？

さっきも出てきたな

阿「まあまあ、とりあえずご飯食べながらにしない？冷めちゃうし」

深「それもそうだね」

完璧にここのペースに飲み込まれた私は

ここにいるみんなといただきますと両手を合わせた時、空席の目の前の椅子とラウちゃんの横の空席の椅子を見て

まだ全員じゃないんだ

9人って多い

って純粋に思ったんだ