ネージュに染まれ (ページ46)

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能天気マシーンでページ46

岩「はいっ着いたよ」

ラ「わあーーーい川だあああ」

深「荷物下ろさなきゃ」

『空気が凄いいいって...起きろ翔太』

渡「...んんん着いた？」

『着いた』

渡「あ、はい」

車を降りれば辺り一面の深い緑と澄み渡る川それに可愛い木のロッジにと全て空気が良い

都会で生きてると立ってるだけで汚れていく気がする立派な大人にはこういう環境は身に染みる

深「A？」

『ありがとふっか連れてきてくれて』

目を閉じて深呼吸すれば身体中に美味しい空気が広がった

深「こちらこそ来てくれてありがとう」

ふっかの言葉にゆっくり目を開ければ優しい顔で笑ってた

『ふっかって綿あめみたい』

深「なにそれ？」

ふふふなんて笑うけどそんな姿がふわふわしてて綿あめみたいなんだけどな～とか思ったり

岩「A荷物適当に入れちゃうよ？」

『あ、行くよ私もほらふっかも行くよ』

ふっかの手を引けばふっかは小さな声で呟いた

深「Aって絶対出会ったらダメなタイプなんだよな」

『それディスってる？』

深「あーごめんごめんほらロッジ行こうほら」

すっかり手を引く立場は逆転してふっかの言葉が頭の中でぐるぐる回りながら

この先みんなが身に染みて痛感することになるなんて考えもしないまま

私はこの環境を心地よいと思い始めていたんだ

能天気にさ