ネージュに染まれ (ページ36)

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脳内迷子ページ36

『スペシャルな特大を持ってきてね』

ラ「わーいっ」

目「そんなサービスありません」

『この定員さんチェンジで～』

目「キャバクラじゃないから」

『やめてくれる？ラウの前で』

目「ラウ？」

ラ「んふふふ」

蓮はなんでか私とラウちゃんを交互に見ると嬉しそうに笑ってる

『なに？』

目「別に、ってかあと1時間だから待ってて」

『...うん』

蓮が私の頭に手を置いたのと同時にタイミングよく後ろから声がした

「目黒これさ....って、え？A？は？」

蓮の後ろには私のよく知る顔

『ジェシー』

目「え？知り合い？」

蓮が私とジェシーを交互に見ればジェシーは寄ってきてぎゅっと私を抱きしめた

ジ「お前ね言うことあるよね」

『ごめん』

ジ「ほんとさ心配したよ連絡無視するしさ」

『...うん』

ジ「ちゃんと連絡して」

『うん、ごめん』

ジ「俺はもういいけどさあいつらは違うじゃん」

『ごめん分かってる』

ジェシーはそっと離れて眉を下げながら私の頭を撫でて私と蓮をもう一度交互に見る

ゆっくり口を開こうとすれば口を開いたのは蓮

目「ただ一緒住んでるだけですよ。ジェシーくん仕事しますよ」

ぶつぶつ言ってるジェシーを連れ去った

目の前のラウちゃんを見て眉を下げればラウちゃんは私の頭に手を伸ばし優しく撫でるんだ

ラ「大丈夫めめが守ってくれるよ」

3人で家に帰るとき蓮が私の耳元で言った言葉は思いのほか心臓に悪くて

その日の夜頭から消えなかったんだ

目「俺は、ごめんって言わせないから」

なんだよそれって