ネージュに染まれ (ページ35)

今日:7 hit、昨日:89 hit、合計:1,846,155 hit

授かり物は天使より勝るページ35

『あれも可愛い』

ラ「まだ夏だよ？」

『ラウちゃん秋冬ものですよもう』

ラ「もういいってば疲れたよ」

『んーなら休憩しよっか？』

ラ「ほんと？ならさここの近くにめめのお店あるからそこ行こっ！」

9人も人がいて1番落ち着く相手が16歳とは私も相当終わってる

でもなんでかな？やたらと物分かりがいい君が近くにいると安心するのは

それに君には絶対的に他の人と違うことがある

だからかな

ラ「Aちゃんみんなのこと嫌い？」

『え？』

お兄様方の教育が行き届いてるのと再確認するのは買い物した袋は全てラウちゃんの片手に収まっていること

もう片方の手で私の手を握りながら私を見て首をかしげる

『嫌いになるとこがないよみんな』

ラ「なんでみんなの前で言えないのかな～」

『ごめんなさい』

ラ「女の子は素直な方がモテるよ」

ごもっともなことを言われ16歳に頭が上がらない

ラ「でもAちゃんはモテるんでしょ？」

『ん？』

ラ「だから色々怖いんだよね」

『...え？』

ラ「大丈夫僕のことを大好きなお姉ちゃんのことは僕はずっと弟として好きだよ」

『ずっと弟か....約束してくれる？』

ラ「もちろんだよ！ほらっめめのとこ着いた」

足を止めて私を見てにっこり笑う君は左の小指でで私の小指を握ってみせた

君はこの日から私にとって絶対的な存在となり

これから先君は天使以上の存在になる

君にどれほど助けられるかはこの時の私は知らないんだ