偶然は必然で、運命。(BTS) (ページ48)

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またいつこんな状況に持って行けるか分からない、

少し、切羽詰まっていた

今のボクの正直な気持ちを、早く打ち明けておきたかった(チキンハート)

Aに話しながら、

ボク自身も、

この気持ちはボクがAに惹かれている事を表す気持ちなのだとしっかりと実感出来た

でも、あのAが

ボクの求めている応えをくれる筈もなく

｢困ってるって、答えは簡単じゃん。

ジミンはアイドルなんだから、

自分と他のメンバーとファンを一番に考えなさい。

見ず知らずの私との偶然はほんとにただの偶然かもしれないでしょ？

ただ、今はこの出来すぎた偶然に酔ってるだけだよ。

私の事で君が困ることないから。｣

大事だよ、

メンバーもアーミーも、もちろん。

本当にただの偶然かも知れないさ

でも、ボクは、

Aとのこの小さな偶然に感謝しているよ？

困るよ、

ボクはもっと君と時間を過ごしたいから。

そう言葉を紡ごうにも、

上手く声が出てこなくて、

ただただ胸が握り潰された様に悲鳴をあげた

｢友達なら同じ芸能人で作ればいい、彼女も然り。

私との繋がりでジミンにプラスになることはないと思うし、すぐ飽きるよ。

ただ、一般人の私が、ジミン達に無関心な私が、今は珍しいだけ。｣

どう、して、

そんな悲しい事を言わないで、A。

始まりは確かに物珍らしさもあった

ボク達に無関心なAに驚愕した

ボクを堂々と無視するAに悔しさも感じた

ボクと関わることを嫌がるAに苛立った

君と会っている事が公になれば

確かにボクや周りにとってはマイナスにしかならないかもしれない

でも、

少しずつ、ボクを認識してくれる事が嬉しくて

そんなAに強く惹かれた

もう、今日で終わりなのかな

Aと会えるのも、話すのも、

連絡先だってカトクしか知らないから削除されたら僕達はもうきっと二度と交わる事は無いだろう

はっきりと嫌いだ、と言われたようなもので

拒絶、されたんだよね。

それを告げるAの横顔は、

それでも、綺麗で、愛おしくて、

涙が止め処なく溢れて止まらなかった

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