その彼女が、俺の彼女です -JK-

story 32 ページ32

少し寝てから起きたら
寝すぎたことに気がついて
バタバタ準備









ユンギヒョンに怒られた











YG「彼女がいる時こそちゃんとやれ」

「はい」










何も言い返せなかったよね。











今日は歌番組の収録と
ようつべ俺らのチャンネルの撮影











あわよくば会いに行けるかもと思い
自分の車で出発した












？「お？グクじゃーん」

「ウヌじゃん。久しぶり」

EW「元気？」

「まーな。ドラマ観てるよ」

EW「そういうのいらない」

「相変わらず」

EW「彼女できたって？」

「早耳だな」

EW「どうなのさ」

「幸せだね〜」

EW「いいなぁ」

「そのうち紹介する」

EW「楽しみにしとく〜〜」











この日は同世代のアイドルが
たくさん集まってて
あちこちでワイワイしてて
楽しかった。












高めのテンションのまま
ようつべの撮影へ











ヒョン達と新曲の話したり
ライブの話したり
近況を報告する動画











おやつをつまみながら
またワイワイ♪♪











彼女のことと
何も起こらないこと
そればかりを考えていた1ヶ月だったから
心配事から解放されて
なんだか幸せな1日だった。












「もしもし、A？」

A「うん♪」

「どこ？」

A「まだお店」

「帰れない？」

A「なんで？」

「今から帰るから迎え行こうかと」

A「やった♪」

「30分で着く」

A「おっけー」











撮影が早く終わったけど
明日早いから
今日は送迎だけ











そう決めてお店に迎えに行き
マンションまで送って
マンションの駐車場で少しだけ話した











今日は変なお客さんが来たとか
次のオフは旅行に行こうとか
なんでもない話だけど
このなんでもない時間が
今の俺には重要だった。












少しの時間だったけど満たされて
幸せな気持ちのまま宿舎へ向かった。

story 33→←story 31

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す