その彼女が、俺の彼女です -JK-

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食事を終えてコーヒーを飲んでいるが
さて･･･この後はどうしようかな










アトリエじゃなくて
お家に行ってみたいけど
さすがに今日の今日はやり過ぎか











「この後、どうする？」

A「うーん」

「人の多いとこは無理だけど」

A「わかってるよ。
オッパが芸能人だからね」

「そっか」

A「いっこ、おすすめの場所あるけど」

「どこ？」

A「鍾路」

「近いじゃん。何があんの？」

A「内緒」








内緒だって･･･可愛いじゃん









とりあえず手を取って
店を出て車へ











彼女を助手席に乗せて出発












流れる夜景を見ながら
彼女が聞こえるか聞こえないかの
小さな声で鼻歌を歌ってて











その曲が俺のソロ曲で
たまらなく幸せだと感じた












鍾路に着くと
彼女のナビで高台へ











そこは天文台とプラネタリウム。











「プラネタリウムとか初かも」

A「ほんと？良かった」

「楽しみ」

A「すごーく綺麗だよ。
人も少ないし」

「真っ暗だし？」

A「離れて座ろうか？」

「冗談だよ」










初めてのプラネタリウムは
彼女にちょっかいを出す暇もないくらい
感動しっぱなしだった











本来ならあんなに沢山星があるんだと
不思議でならなかった












プラネタリウムのナレーションで
最後の方、こんなことを言っていた












「沢山の星の中から
君を見つけた僕はとても幸せだね」

A「セリフ、覚えたの？」

「いいセリフだなと」

A「さすが歌手ね」

「歌手は関係ないかも」

A「そうなの？」

「Aと一緒だから」

A「･････････(*´ 艸｀)」










歯が浮くようなセリフも
彼女だと恥ずかしげも無く
普通に言えた











プラネタリウムを出た後は
手を繋いでプラネタリウムの前の
公園を薄暗い中、散歩した












季節は冬の入口












「寒いね」という彼女に
またときめいた夜になった












少しは不安は拭えたのかな。

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