story 20 ページ20
「泊まろうかな」
A「寒いかも」
「じゃあ家に泊めて」
A「明日はオフなの?」
「多分」
A「帰りなさい」
「オフ。だからデートしよって言ったんじゃん」
A「あ」
「あ?」
A「ごめん。予定入れちゃった」
「はあ?」
A「そんな怒る?」
「帰る」
彼女のアトリエを出て
車に乗り込んでから
自分でも自分に
「そんな怒る?」と突っ込んだ。
でもイラッとした。
そんなに対象外かよと
枠の外に突き飛ばされた感覚。
このまま帰ればいいのに
・・・・・・帰れない。
くそっ。
車を降りてもう一度
アトリエの扉を開いた
「予定ってなに」
A「びっくりした・・・」
「予定」
A「オッパがご飯行こって」
「オッパ︎??」
A「噂の兄」
「ああ・・・」
あの彼氏みたいな
お兄様ね
( `^´* )フンッ
A「ご飯の後で良ければ」
「何時だよ」
A「3時くらいかな」
「は?昼飯?」
A「うん」
「帰んなくて良かった」
A「ガキ」
「なんだと?」
A「ガキって言ったの」
色々とスイッチを押してくれる
お姉さんだこと
ジリジリと近寄ると
抱き寄せて
驚いている彼女の唇に
右手の親指で触れてから
小さく「ヌナが悪い」と呟いて
俺の唇を重ねた。
A「ンンッ・・・・・・」
俺の耳に彼女の吐息と
リップ音だけ届く
このまま押し倒したい
流れで行けそうな気がしたのに
そのちっちゃい手から
そんな力が出るのかよと
驚くほどの力で押し剥がされた
A「・・・・・・ダメだよ。こんなの」
「こんなの?」
A「帰りなさい」
「やだね」
A「じゃあ私が帰る」
手元の荷物を集めだした彼女
それを見て
仕方なく俺がアトリエを後にした
まだあのキスの感覚から
抜け出せないでいた
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さるるん(プロフ) - もんさん» すみません・・・気を付けます (2023年1月18日 22時) (レス) @page44 id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - 行間空きすぎて読みづらい (2023年1月17日 6時) (レス) @page9 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - ナツさん» ありがとうございます!私の勝手な願望を詰め込んでいますが、そう言って頂けて嬉しいです!年末年始も休まず更新頑張ります!!引き続きよろしくお願いしま〜す♪ (2022年12月30日 16時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 積極的で頑張るJKとても応援したくなります!幸せになれますように!続き楽しみにしてますー! (2022年12月30日 12時) (レス) @page22 id: 8d628f2aca (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - チェヨンさん» ありがとうございます!!励みになります!!頑張って毎日更新しますねー。 (2022年12月23日 19時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さるるん | 作成日時:2022年12月15日 6時