story 37 ページ37
？「オッパ〜〜♪」
「おう」
あれから1週間、
入院していたAは
退院して1週間程で
日本に帰った。
“戻って来い”
“待ってるぞ”と
言いたかったのに
言えなかった。
退院して発つまでの1週間は
仕事にも行かず
俺の家でくっついていた。
正しくは
傍に居ただけだけど。
あれから2ヶ月。
新曲も発売されて
プロモーション活動も終わり
夜な夜なクラブに
入り浸っている。
家にはAの面影が残ってて
1人で居るには辛すぎた。
？「オッパ♪」
「うん」
？「私の事、覚えてる？」
「ん？」
？「え？」
「ごめん、覚えてないや」
？「ありえないんですけど」
「俺、なんかした？」
怒った女は
どこかに行ってしまった。
またSNSに
悪く書かれちゃうかな･･･。
？「やっぱりココだった」
「おー、スンリ」
SR「荒んでるねぇ〜」
「G-DRAGONらしいだろ」
SR「どうかな」
「黙って呑め」
1日のうち
まだ何度もAを思い出す。
会いたくて堪らなくなる。
ようやく見つけた
俺の愛は
手の届かない所だ。
SR「連絡あった？」
「もぉ聞くなって」
SR「だってさ」
「黙れ」
SR「･･･ヒョン」
「その話するなら帰れ」
SR「みんな心配してるよ？」
「何が心配なんだよ。
何も変わらないだろ？」
呆れたのか
諦めたのか
スンリは帰った。
ソファの背もたれに
体重を預けて
煌びやかな天井を見上げると
涙が出そうになって
目を閉じた。
会いてぇな･･･。
あと何日こうして過ごせば
Aを忘れられるだろう。
そう思うしかなかった。
明日も
明後日も
同じことを思うんだ、きっと。
「帰るわ」
一緒にいた女の子達に
そう言うとクラブを後にした。
家に帰る気にはならなくて
事務所のスタジオに行くと
スタジオのソファで横になった。
瞳を閉じると
まだ鮮明に思い出せる
Aの笑顔。
“ジヨンオッパ”と呼ぶ声。
せめて夢で会えたらいいのに。
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さるるん(プロフ) - 舞桜さん» お久しぶりですね。いつもありがとうございますm(_ _)m星10ありがとうございます!!更新頑張りますね。 (2019年8月21日 8時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - さるるんさんお久しぶりです！さるるんさんから産み出されるBIGBANGに興奮しております。即星10 (2019年8月21日 8時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年8月20日 14時
