検索窓
今日:17 hit、昨日:24 hit、合計:108,366 hit

story 9 -KI- ページ9

勢い良く入ってきたイェソンは
靴のままで俺の胸ぐらを掴み立ち上がらせた。





YS「お前、ふざけてんのか?」

LT「おいおい!!!なんだイキナリっ!!!」

YS「ヒョンは黙ってて下さいっ!!!」

「イェソン、ごめん。つい・・・」

YS「ごめんだと?つい?」




“ガツッッ!!!”




まぁそうだよな。
殴られるよな……。





殴られた勢いで
テーブルに当たり
テーブルの上のものが
音を立てて落ちた。


倒れた俺に被さるようにして
さらに殴られる
トゥギヒョンが慌てて立ち上がったのが
視界の隅でわかった。


その音を聞きつけて
ヒチョルヒョンとシンドンが
部屋から出てきた。




HC「なんの騒ぎだ?うるせーなー」

LT「おいっ!!ちょっ!!止めてっっ!!」




二人が倒れている俺と
珍しく凄い剣幕で怒っているイェソンを
交互に見て
とりあえずイェソンは取り押さえられた。




YS「ヨンウンっ!!!!!!
ちゃんと説明してみろ!!!」

LT「だから、なにがあったんだ?」

YS「ヨンウン!!!」




イェソンは何が起こったかは
言わなかった。
だから俺も謝ることしかできない。




「マジで、ごめん」

YS「ありえねぇ」

「すまない……俺が悪いんだ……」

YS「当たり前だっ!!!
 近付くな!!!二度と!!!いいな!!!」

「イェソン……」

YS「くそっ(;`д´)・・・俺の女だぞ・・・」




そうだよな。
知ってるんだ。
愛し合ってることも、よく知ってる。




イェソンは涙を拭いながら
部屋から出て行った。





その場を見ていた3人が
俺を見ている視線が痛かった。



メンバーを失いたくない。




でも、この止まらない想いを
どうしたらいいかわからないんだ。
誰か止めてくれ・・・。




「ヌナとカフェで一緒になって・・・
送っていったら、横で寝てて
思わず・・・・・・つい・・・」

HC「まさか、お前・・・」

「キス・・・した」



トゥギヒョンの大きな溜息。
それが俺の不安を掻き立てた。




HC「好きなのか?」

LT「苦手だったじゃん?」

「苦手でした。でも熱を出したイェソンのために
日本に飛んできたヌナがいて
俺もこの人にこんな風に愛されたいと
思ってしまって・・・」

HC「最悪、あっちの2人もダメだな」

LT「そーだな」

「俺・・・・・・」


LT「カンイン、今は何も聞きたくない。
暫く2人には会うな」

story 10 -KI-→←story 8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
128人がお気に入り
設定タグ:SuperJunior , イェソン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まゆまゆ(プロフ) - しっかりしなさいキム・ジョンウン! そしてこんなときこそ仲間を頼りなさい!あなたにはあなたのことを本気で心配してくれるステキな仲間がいるんだから。 (2015年2月15日 8時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» そうですね・・・。ヌナはずっと一人で戦ってきてて、そこに現れて心に入り込んだイェソンの心変わりを感じながらも手放せないんです。弱い人なので・・・。 (2015年2月14日 17時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - だってもう「私」ボロボロだもん。自分に置き換えたらどんなに好きでも嫌だなー。長々コメントすみません! (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - 心が動くことは責められない。でもハッキリしない兄さんにイライラしました。揺れてる恋人を側で見てなきゃならない気持ち…兄さんはわかってない。「私」は最後は受け入れるんでしょうか。若くて魅力的な女の子に囲まれる恋人への不安が兄さんとじゃ解消できない… (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» イェペンならではの、キツいツッコミありがとうございます(´ヮ`;)痛い目に合うかはこの先のお話で確認願います。更新頑張ります!!! (2015年2月13日 21時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さるるん | 作成日時:2015年2月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。