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story 34 ページ36

リビングの入口で
坂下さんにここに居てと言われた。



坂「Aちゃん」

WH「はい」

坂「少し話そうか?」




坂「Aちゃん、
イェソンに会えて嬉しい?」

WH「オンニが知らせたの?」

坂「あなたの手紙を送ったのよ」

WH「そうですか・・・」

坂「イェソン、すぐ飛んで来たね♪」




声しか聞こえないけど
ヌナの悲しい笑顔が見えた気がした。




坂「韓国に戻らないの?」

WH「オンニ、私本当は帰りたい。
でもね韓国には
ジョンウンとの思い出が多すぎるの。

ジョンウンはまだ若いから
私の愛だけでは満たされないの。
また捨てられたら
私はきっと生きていけないから。

オンニ、愛しすぎて自分が怖いの。
傍にいたいけど
私の想いがいつかあの子の重荷になる
そう思うと、今手放すべきだと思うの」

坂「Aちゃん、イェソンに
正直に伝えたら?
このままじゃあなたは救われても
イェソンは救われないよ」

WH「できることなら、伝えたい。
抱きしめて欲しい。
ずっとあの子の傍にいたい・・・
別れたことすぐに後悔したの・・・」



ヌナが泣いてる。
崩れるように。



俺は動けなかった。




リビングからヌナが小走りで出てきた。
咄嗟に腕を掴む
引き寄せて、思いっきり抱きしめた。




「ヌナ・・・」

WH「ジョンウナ、ごめん
ごめんね・・・」



やっぱり置いて帰れない。



「ヌナ、一緒に帰ろう
ずっと傍にいる」

WH「・・・」




ヌナの顔を覗き込んで
何度も問いかけた。




「ヌナ聞いて。
俺はヌナを愛してるよ。
ヌナに愛されて満たされてる。
十分にね。

もう傷つけない。
ヌナが愛してくれる以上に
俺が愛するよ。

だから一緒に帰ろう」






返事は待つことにした。
明日の朝、俺は韓国に帰る。
チケットは2枚。

俺の想いは伝えた。
悔いはない。

このままヌナを手放すとしても
きっと大丈夫。

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設定タグ:SuperJunior , イェソン   
作品ジャンル:恋愛
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まゆまゆ(プロフ) - しっかりしなさいキム・ジョンウン! そしてこんなときこそ仲間を頼りなさい!あなたにはあなたのことを本気で心配してくれるステキな仲間がいるんだから。 (2015年2月15日 8時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» そうですね・・・。ヌナはずっと一人で戦ってきてて、そこに現れて心に入り込んだイェソンの心変わりを感じながらも手放せないんです。弱い人なので・・・。 (2015年2月14日 17時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - だってもう「私」ボロボロだもん。自分に置き換えたらどんなに好きでも嫌だなー。長々コメントすみません! (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - 心が動くことは責められない。でもハッキリしない兄さんにイライラしました。揺れてる恋人を側で見てなきゃならない気持ち…兄さんはわかってない。「私」は最後は受け入れるんでしょうか。若くて魅力的な女の子に囲まれる恋人への不安が兄さんとじゃ解消できない… (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» イェペンならではの、キツいツッコミありがとうございます(´ヮ`;)痛い目に合うかはこの先のお話で確認願います。更新頑張ります!!! (2015年2月13日 21時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2015年2月4日 23時

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