ひまわりが咲く頃 -YS- 編集終了

story 30 ページ32

ーーある夏の日ーー



久しぶりに2日連続のオフがもらえた。
2泊するつもりでオフの前日の
仕事終わりヌナの元に向かった。



｢ただいま｣

WH｢お帰り｣



とりあえず抱きしめて
俺の腕の中で見上げるヌナに
キス落とす。



｢2日間もくっついていられるね｣

WH｢ジョンウナ、旅行行かない？｣

｢えぇーー。まったりしよーよー｣

WH｢見せたい風景があるの。ね？｣




ヌナが言い出した旅行。
行き先は日本。




チケットは既に用意されていて
一泊しかしないから、簡単な荷物で
翌朝出掛けた。




着いたのは、小さな地方の空港だった。




空港からレンタカーで
ヌナが運転してくれる。




WH｢少しかかるから、寝てていーよ｣

｢ヌナ見てる｣



フフっと笑うヌナが可愛くて
助手席から手を伸ばして
頭を撫でた。




可愛い人だ、まったく。




ヌナを見てると言ったものの
寝てしまっていた俺。


WH｢ジョンウナ、着いたよ｣




ヌナの声に起こされて
目を開くと眩しい光が差し込む。




フロントガラスの先に広がる
一面の向日葵。




車を降りて、ヌナを確認すると、
夏の強い光で
消えそうなほど白い肌のヌナ。




日傘から溢れる太陽の光がキラキラしてて
凄く眩しかった。




後ろに立ち、抱きしめた。




WH｢どお？｣

｢んー、綺麗｣

WH｢ね？来てよかったでしょ？｣

｢ヌナ、ありがと｣




顔は見えないけど
きっと優しく微笑んでると思った。




｢こっち向いて｣

WH｢ん？｣




振り返ったヌナに
軽くキスをした。




一度離れて驚いた表情が可愛くて
さらに深いキスをした。




ﾇﾅ｢んっ･･･見られちゃうよ･･･｣

｢へーき｣





抱きしめて
本当に好きだと改めて
思い知る。




夕飯までの時間
近くの温泉街で手を繋いで散策。




メンバーにお土産を買ったり、
湯気の立つ饅頭を写真に撮って
SNSにアップしたり
普通のカップルみたいに
手を繋いだり
肩を組んで歩けることが
嬉しかった。




ヌナが予約してくれた旅館は
部屋に露天風呂がついてて
仲良く二人で入った。




女将さんに
素敵なご夫婦ですねと言われて
ヌナが可愛く笑ってた。




本当に奥さんにしたいよ。ヌナ。




忘れられない
二人だけの夏の想い出。

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