ひまわりが咲く頃 -YS- 編集終了

story 27 WH ページ29

仕事で日本に行くことになった。






ジョンウンに会いに事務所には行ったものの
あの可愛い子に会って
私は耐えられなかった。






ヒチョルから、ヒョクからも
ジョンウンが怪しいって電話もらってて
知ってて行ったのに
やっぱり耐えられなかった。





そして、あの週刊誌。





あの子はヌナじゃない。
私じゃないのに･･･。





逃げるようにして、日本へ発った。








仕事を終えて、帰国したのは
一週間ほど過ぎた頃。




日本にいる間に、ジョンウンと離れようと
やっと決意できた。




本当は別れたくなんかない。





年上で、日本人の私。
それでも愛してくれたジョンウン。




こんなことなら
最初から愛さなければよかった。




空港から、思い足取りで宿舎に向かう。




ジョンウンに話そうって言ったけど
嫌だと言うジョンウン
目も合わせてくれなかった。




ジョンウンがわからない･･･。




もうわからない･･･。




連絡してねと頼んで
家路についたのに
家に着く頃、
ジョンウンからの電話。






別れたくない。
でも、もう無理だよね？




私から離れてあげる。
私が手を離してあげる。




｢ごめん｣と言ったジョンウン。
｢終りにはできない｣と言ったジョンウン。





何も言わず
家を後にする、その背中が
愛しくて涙が溢れた。





最初から受け入れなければよかった？




いや、違う。
幸せだったもの。




ジョンウンに愛されて、
大切にされて、充分幸せだった。




翌日、日本への飛行機に乗り込んだ。




傍に居ると、会いに行ってしまいそうで
韓国を離れた。




行き先は知り合いのオンニが経営する
小さなペンション。




向日葵畑の傍にある。
夏にジョンウンと来た、あのペンション。




ｵﾝﾆ｢Aちゃん？｣

｢オンニ･･･助けて･･･｣

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