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story 15 ページ17

MY「オッパー!!!」




朝からキーキーとうるせーなぁ。
横から飛びついてきたのは
ミニョンだった。




「うざっ」

KH「ヒョン、いつからそんなに親しく・・・」

「なっとらん!!!」

MY「オッパ、いい匂いするー」

KH「ヌナの香りですね」

「離れろ」

MY「ヌナ?」

「俺の女だ」





一瞬、曇った顔をしたミニョンが
笑顔で「そうなんだぁ」と言って
俺の顔を見上げた。




っん!! いや、気のせいだ。
ヌナ以外に可愛いと思うなんて
気のせい、気のせい。




KH「ヌナに言いつけますよ」

「うるせぇ!!!」




それからもミニョンは
俺を見つける度に
オッパ、オッパと仔犬みたいに・・・。
正直、悪い気はしなかった。




ヌナからオッパと呼ばれることもないから新鮮で
ヌナとは正反対の愛嬌振りまくミニョンが
可愛かった。






レコーディングも無事に終わり
振り付けの練習が始まった。




毎日、毎日。
あのミニョンに会うわけだ。




曲の途中で3人の女のダンサーが
ヒョクチェ、ドンヘ。キュヒョンと絡む。




ミニョンと絡むドンヘが
ダンスとは言えミニョンの腰に手を回すのは
胸の中でモヤモヤして嫌だった。




やらしー手の動きしやがって。
気分悪いな。




そして、その日の練習終わり、
誰ぞ知らないオヤジとミニョンが
レコーディングのスタジオへ入る所を
見かけてしまった。




なんだ?スタジオに何の用事だ・・・。
なんとなくスタジオの扉の前に立つ。




防音だし、何も聞こえないわな。




少しだけドアを開くと
中からか細く「やめてくださいっ」と
ドラマで聞くようなセリフが聴こえてきた。




「神聖なスタジオで
なにやってるんですか?」




思わず乱入したら
ベッタリくっついていたオヤジが
慌ててミニョンから離れた。




オヤジ「なにもしてないよっ!!!」




そう吐き捨てながら出ていくと
ミニョンが俺の胸にしがみついた




泣いてる?まー、泣くよな。





左手で優しく抱きしめて
右手で頭を撫でる。

「よしよし、泣くな」

MY「だってオッパ、怖かった・・・」




ヌナほど小さくない肩。
ヌナほど甘くない香り。
首に息がかかる程の背の高さ。





ヌナじゃないんだと認識し、
ミニョンの存在が
俺を翻弄し出した瞬間だった。

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設定タグ:SuperJunior , イェソン   
作品ジャンル:恋愛
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まゆまゆ(プロフ) - しっかりしなさいキム・ジョンウン! そしてこんなときこそ仲間を頼りなさい!あなたにはあなたのことを本気で心配してくれるステキな仲間がいるんだから。 (2015年2月15日 8時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» そうですね・・・。ヌナはずっと一人で戦ってきてて、そこに現れて心に入り込んだイェソンの心変わりを感じながらも手放せないんです。弱い人なので・・・。 (2015年2月14日 17時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - だってもう「私」ボロボロだもん。自分に置き換えたらどんなに好きでも嫌だなー。長々コメントすみません! (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - 心が動くことは責められない。でもハッキリしない兄さんにイライラしました。揺れてる恋人を側で見てなきゃならない気持ち…兄さんはわかってない。「私」は最後は受け入れるんでしょうか。若くて魅力的な女の子に囲まれる恋人への不安が兄さんとじゃ解消できない… (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» イェペンならではの、キツいツッコミありがとうございます(´ヮ`;)痛い目に合うかはこの先のお話で確認願います。更新頑張ります!!! (2015年2月13日 21時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2015年2月4日 23時

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