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story 11 ページ11

カンインが
ヌナにキスをして
俺は悩んでいた。




このままヌナを愛し続けて
いいのか、わからない。




ヌナが大事だ。
でも、カンインも大事だ。





オフなのに
宿舎で映画を見続けた。




夕方、イトゥクヒョンからの電話。




「はい」

LT『ヨンウンがヌナに会いに行った』

「そうですか」

LT『どーするんだ?』

「わかりません」

LT『ヨンウンが帰ったら話そう
 できるならヌナも呼べ』





気は進まないが
ヌナの所に行くため車を走らせた。




家の近くまで行くと
ヨンウンの車が見えて、
今は入りたくない。
一緒に居るのは見たくない。と思った。




煙草に火をつけて
ヨンウンが出てくるのを
離れたところで待った。




“コンコン”

HC「なにやってんの?」

「ヨンウンが出てくるのを待ってます」

HC「あーね」

「ヒョンは?」

HC「ヨンウンの捕獲命令が下った」

「そうですか」





肩を1つポンと叩くと
ヒチョルヒョンは
ヨンウンの車に向かって行った。




ヒチョルヒョンが着いたのと
同時に出てきたヨンウンは
ヒチョルヒョンを乗せて車を発進させた。




走り去るのを確認して
ヌナの家に入った俺は
大好きなヌナの悲しい顔を見ることになった。





リビングのソファで
涙を流すヌナ。




その目を見て
俺の覚悟は決まった。





「ヌナ」

WH「・・・・・・」

「俺には選べないよ」

WH「わかってる」

「ごめんね。別れよう」

WH「わかってるから・・・行って」





ヌナにはわかっていたんだと思う。
俺が選ぶ選択肢は
コレしかない。




ヨンウンに手を引かせて
俺も別れる。




どちらも選ばなくていいように。
ヌナが苦しまないように。




リビングのドアに手をかけた時だった。


“ドンっ!!”


俺の背中に抱きついたヌナ。

「ごめんね。最後に少しだけ……」

振り返って
力いっぱい抱きしめた。




ヌナを手放すなんて
本当に嫌だ。




顔を両手で挟み
俺の方へ向けると
愛情たっぷりにキスをした。




「愛してるよ、ヌナ」



WH「ありがとう。またね」





泣いてぐちゃぐちゃの顔で
精一杯の笑顔を俺に向けて
「またね」と言ったヌナが
今までで一番愛しかった。

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設定タグ:SuperJunior , イェソン   
作品ジャンル:恋愛
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まゆまゆ(プロフ) - しっかりしなさいキム・ジョンウン! そしてこんなときこそ仲間を頼りなさい!あなたにはあなたのことを本気で心配してくれるステキな仲間がいるんだから。 (2015年2月15日 8時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» そうですね・・・。ヌナはずっと一人で戦ってきてて、そこに現れて心に入り込んだイェソンの心変わりを感じながらも手放せないんです。弱い人なので・・・。 (2015年2月14日 17時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - だってもう「私」ボロボロだもん。自分に置き換えたらどんなに好きでも嫌だなー。長々コメントすみません! (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - 心が動くことは責められない。でもハッキリしない兄さんにイライラしました。揺れてる恋人を側で見てなきゃならない気持ち…兄さんはわかってない。「私」は最後は受け入れるんでしょうか。若くて魅力的な女の子に囲まれる恋人への不安が兄さんとじゃ解消できない… (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» イェペンならではの、キツいツッコミありがとうございます(´ヮ`;)痛い目に合うかはこの先のお話で確認願います。更新頑張ります!!! (2015年2月13日 21時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2015年2月4日 23時

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